ハノイの日本人

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人民元の国際化はいつ?

ベトナムでは自国の通貨ドンだけでなく、米ドルも普通に流通しています。でも、それだけじゃないんですね。中国元も密かに流通しているそうです。そう言えば、ぐっちーさんが「ベトナムドンが暴落しないのは、中国に守られてるからだ」というようなことを以前書かれていました。なるほどー。


以下の津上俊哉さんのblog では人民元の兌換完全化への道のりについて解説されています。ベトナムもその道を追いかけるでしょうから、注目したいですね。


◉「百年に一度」 の経済危機が中国にもたらすもの (その1) ( 津上のブログ )
http://www.tsugami-workshop.jp/blog/trackback/recieve.php?id=1242575914
『中国はこれまで人民元が海外で保有・利用されることを基本的に想定してこなかった(注)。そもそも海外には人民元がない建前だし、元建て決済の制度もなかったから海外が元で支払うこともできなかった。よって、今後元建て輸出決済を海外で普及させるためには、まず海外に元を持たせる必要がある。今回6ヶ国・地域と総額6500億人民元通貨スワップ協定を締結した理由もそこにある』
『注: 「海外に人民元がない」 建前の例外は香港と辺境貿易だ。香港は既に人民元流通・保有地域になっており、元建て海外債券 (パンダ債) 募集も既に行われている。また広西壮族自治区雲南省の対ベトナムミャンマーラオス、タイ貿易及び新疆ウイグル自治区黒龍江省の対ロシア、中央アジア諸国貿易、つまり国境を接した隣国との貿易では以前から 「辺境貿易」 の特例が認められ (ヤミ屋による両替が公認されている)、これら諸国も事実上の人民元流通・保有地域になっている』