ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

若者のすべて を観た。

フジファブリックのあの曲を思い出す人も多いでしょうけど、これはジャニーズの文章であります。フジテレビドラマ『若者のすべて』(94年10月〜)出演:萩原聖人木村拓哉鈴木杏樹深津絵里武田真治大沢たかお、EBI 、宇治田みのる、山口紗弥加 他。主題歌:Mr. ChildrenTomorrow never knows 』。注目を浴びた『あすなろ白書』(93年10月〜)に続く、木村拓哉が出演したドラマですね。プロデューサーには亀山千広の名前も見えます。



今回、初めて観ました。私は大学時代テレビを持っていなかったんです。高知県は民放が2局しかなく、日テレ と TBS の系列局しかありませんでした。しかも、ドラマは3ヶ月ほど遅れてやってくるんですよね。こんなところでテレビを持った日には、東京コンプレックスを煩うことになると思い最初から持たなかったんです。まあ結局、大学を卒業してから東京にでることになったんですけどw で、観た感想ですが、、、


やたらタバコ吸うんだなぁ…と変なところで感心しました。ドラマ観ててヘヴィースモーカーってわかるぐらい、とにかくタバコを吸ってんですよ。ま、それはいい。完全に木村拓哉をスターにするために準備されたドラマだと思いました。木村がブレイクするきっかけとなったドラマ『あすなろ白書』。Wiki には、木村は主演の掛居保でオファーが来てたのを、自身で取手治の役を選んだと書いてありました。『若者のすべて』でも同じでしょう。主演という名を取るよりも、「木村拓哉」というスターのイメージを作る作品として2つのドラマはあったんだと思います。例えば『花より男子』の花沢類がそうですよね。小栗旬の印象が誰よりも強い。『若者のすべて』でも、演技のうまさに定評のあった萩原聖人より、木村拓哉の印象の方が強い。すでに、いまみんなが知っているあの木村拓哉を演じていました。よかったです。ところで、萩原聖人と2人で演じるラストシーンが気になりました。


軽快なクリスマスソングが流れる中、イノッチにナイフでめった刺しにされる2人。血まみれになりながら座り込んで会話。

てつお(萩原):おぃ、な、なんだあいつら?
たけし(木村);しらねーよ、あんなの…
てつお:あっ、ゴボッ、いってー
たけし:そんなんで痛がってるんじゃねーよw
てつお:ッばか! ぜんぜん痛くねー
たけし:いってー
てつお:負けるわけには行かねーだってさ…
たけし:わっけー
てつお:なあ、もう 22 だぜ…俺たち… ふけたと思わねー?
たけし:まだ、いけるっしょ
 

このラストシーンを観たとき、『キッズリターン』を思い出したんです。「俺たちもう終わっちゃったのかな?」「バカヤロー まだ、はじまっちゃいねーよ!」というラストシーンがあったでしょ? いい映画でしたよね。Wiki で『キッズリターン』のところを見たら、1996年製作だから、こっちの方が後なんですよ。「えっ、たけしがマネしたの?」と思ったら、萩原聖人の出演映画のところにこんな記述がありました。安藤政信がやった役は最初、萩原聖人がやるはずだったんだそうです。でも、北野武が事故を起こし撮影が延期になったことで出演が流れたと。そうか、それで萩原への謝罪のメッセージを込めたんでしょう。