どうやら最悪期を脱したようです。これで 監督解任 も完全になくなったことでしょう。きょうの一番の出来事は、これまで どれだけダメでも外してこなかった 中村俊輔 を ついに外したことです。それがチームに戦う力を呼び戻したと思います。全員が戦う姿勢を見せれば、それほど酷い試合にならないこともわかりました。やっぱり、絶対の中心選手なんて日本には必要ないんですよ。もちろん、中村俊輔のコンディションが上がってくることを私は期待してますけど。
トゥーリオ のゴールは盛り上がりました。美しかったです。でも、ワールドカップのことを考えたら「一番危険な選手」の存在がバレちゃいましたね。トゥーリオ にはしっかりマークが付くことでしょう。森本 も存在感を見せました。久々にフォワードの選手が現れた気がします。
きょうはテストマッチですから、結果に関して言ってもしょうがないですよね? でも「優勝候補イングランド 相手にそこそこやれたんだから、エトーのいないカメルーンだったら… もしかしたらカメルーン に勝てるんじゃないか?」と言われたら、やはり「おい、おい」と思います。高地トレーニングの疲れがあったとは言え、不安のあるセンターバック2人のオウンゴールで負けたわけですからね。岩政 を使っておかなくて大丈夫なんでしょうか? ワールドカップ本番はテストマッチのように甘くないですよ。まだ1分2敗以上の想像はできないです。
◉イングランド戦後 オシム会見概要
http://southafrica2010.yahoo.co.jp/news/cdetail/201005310004-spnavi
『(ポジティブな面は)まず、阿部が良かった。これまで(千葉時代は)厳しく指導してきたが、今日は褒めてやろう。長谷部ともうまく連係をしていた。自信を持ってほしい。長友と今野も、サイドからの崩しという意味で、よく走った。岡崎と大久保も、テリーやファーディナンドをリスペクトしすぎず、いいプレーをしていた。川島については、新しいGKが見つかったという意味で、日本にとって大きな収穫だったと思う。今日の試合は日本人のいいところが出た試合だった。もっとも、本番では自然とテンションが上がる。その状況を理解して、不用意な行動は慎むべきだろう』