ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

アメリカと日本は違う。

バブル崩壊後の日本のようになってしまう!」 最近 アメリカでそのように叫ぶ人が増えているそうです。まあ、恐怖心を煽って なにかを売りつけようとするヤツらはどこにでもいますよね? それとは別に、アメリカで日本の「失われた10年」がどのように語られているか、ここでも原因が書かれています。政府と日銀の対応の遅さと 経済刺激策の規模の小ささです。それはいまも変わっていません。現在は失われた何年目になるんでしょうか?


アメリカは日本にはならない、普通なら(ジェームズ・レッドベター)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2010/08/post-1538.php
『実のところ、当時の日本と今のアメリカの間に共通点はほとんどない。それでも景気回復が実感できるようになるまで、警戒論を唱えることに意義を見出し、わずかな材料を元にもっともらしい主張をする経済評論家(一流の人も含め)は後を絶たないだろう。この警戒論をどう扱うかで、アメリカ政府の景気刺激策に対するその人の考えが見えてくる。つまり、日本型バブル後遺症への警鐘を鳴らしている人々は2つの陣営に分かれている。1つは日本の例を元に、景気刺激策など何の役にも立たないと主張している陣営だ(リーズン財団の他、ウォールストリート・ジャーナル紙もこの陣営だ)。もう1つは、当時の日本の景気刺激策がうまく行かなかったのは規模が小さすぎた上に開始時期も遅すぎたせいだと考え、日本の二の舞になることを恐れている陣営だ(ポール・クルーグマンが代表格)』
バブル崩壊後の日本経済の回復が遅れたのは、日本の政府および中央銀行の政策対応の理解しがたい遅れのせいであるという点に異論はないはずだ。有名なゼロ金利政策が始まったのは、バブル崩壊から約9年後の99年に入ってからだった。だがアメリカの連邦準備制度理事会FRB)と政府はそれよりずっと迅速に動いた』