ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

田原総一朗 のインタビューはおもしろい。

このインタビューめちゃめちゃおもしろいです。夏野さんは NTTドコモiモード開発の中心にいた方です。現在は ドワンゴ の取締役として有名だったりします。で、2人がなにを話しているかと言うと、「なんで日本のメーカーは世界シェアを取れないんですか?」というものです。そして、理由は経営者がダメだからという話になっています。どのようにダメか? ぜひ、読んでみてください。


田原総一朗×夏野 剛「立ち上がれ!ガラケー日本!!」 vol.1
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1332
『田原:ソニーにしたって、東芝にしたっていいんですけど、なんで日本のメーカーは(世界シェアを)取れないんですか?
 夏野:まず一つはですね、日本のメーカーさんというのは専業メーカーじゃないんです。
 田原:ああ、総合メーカーだ。
 夏野:はい。ノキアっていうのは携帯のメーカーです。ソニーはですね、ソニーエリクソンとなって専業メーカーで、いま世界シェア5%です。で、サムソンとLGというのは2つ合わせて世界シェア30%くらいなんです。
   これはサムソンモバイルという会社なんです。つまり、サムソングループの中の指示で動いてるんじゃなくて、サムソンモバイル自体、ひとつの会社になってるんですね。もちろん、そういう意味では松下も松下通工という会社が携帯やってるんで一緒なんです。でもね、サムソンモバイルの社長というとサムソングループ全体の常務よりえらかったりするんです。かなり自治が効いてるんです。
   ところが日本の会社行くとですね、携帯部門でトップっていっても事実上本社の一部門に過ぎない。しかもすぐ変わります。違う事業をやってた人がやってきて、しばらくするとまたその後に違う事業へ行くという。専門でそればかりをやってるんじゃないですよ。
 田原:それはね、日本の企業の経営者がよくない。経営者の考え方が根本的に間違ってる。』