ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

山下智久 のライブに行った。1

今回はあくまでも旅の記録として書きます。ライブのレポはまた今度。私は海外で旅をするとき、基本的に地元の人たちのお世話になることを前提にしています。わからないことは聞く。言葉が通じなくてもなんとか教えてもらう、です。もちろん、事前にネットで情報収集はしますけどね。でも、そういう旅をする人はあまりいないようです。なので、旅の記録をしておこうと思います。


バンコクでよく外タレのライブが開催される会場は、都心から少し離れた場所にあります。東京圏で言えば、東京ビックサイト や 幕張メッセみたいな見本市会場の一角にライブで使われる施設があるわけです。インパクトアリーナという会場が有名ですが、今回のライブがあったのはその近くのサンダードームでした。都心からタクシーで言っても 1000円ほどで行けるのですが、BTS高架鉄道)で ビクトリー・モニュメントまで行き、そこからバスで会場まで行くことにしました。


BTS を降りてから、道を聞きつつ バス停に向かいます。モニュメントの周囲にバスがたくさんあります。そこから会場行きのバスを探すのに苦労しました。英語ができそうな学生さんに話しかけ、彼がバスを探してくれました。感謝! 166番のバスに乗り、インパクトまでのバス賃 19バーツ(60円ほど)を車掌さんに支払います。


席は埋まっておりドア付近に立っていたのですが、一番最後に乗って来た女子が私のすぐ前に立ちました。もう少し前に行ってくれないかなと思ったのですが、その女子の携帯の待ち受けに 山P の姿があったんです。で、即話しかけました。彼女の名前はサリーさん。タイ語で「梨」のことだそうです。「一緒に行きましょう」と言ってくれました。ところが、会場に着く前に彼女が降りようと言うのです。私の旅のルールで、案内してもらうときは相手に従うことにしています。


バスを降り陸橋を渡ると、そこにはバイクタクシーが待っていました。なるほど、近道をするのだと察しました。バイクは勢いよく走り出したのですが、困ったことに雨が降り出したのです。最初はそれほどでもなかったんですが、途中から激しくなりました。実は出発前にも雨に降られていたのですが、そのときの大雨のせいでしょう、冠水している場所もありました。サリーさんは申し訳なく思ったのでしょう。バイクタクシーのお金を払ってくれました。しかも、それだけではありませんでした。


ライブ会場はすでに開場しており、女子でごった返していました。サリーさんはその中から自分の友人を見つけ出し、私のチケットと同じ入場口の友だちを紹介してくれたんです。なんて気の効いた対応なのでしょう。感動しました。サリーさんの友人たちのなかで KWANG さんは日本語学科の3年生なので、日本語が話せます。「ライブが終わったら ご飯を食べに行きましょう」と誘いました。彼女は友人と約束があるそうで、一緒にいた お姉さんにそのことを伝えてくれました。待ち合わせ場所を決め、お互いの席を目指しました。


会場の入口では持ち物チェックがありました。私はカメラを持っていたのですが、うまくすり抜け中に入りました。もちろん、山P を取るつもりはなかったですし。でも、会場に入って1枚写真を撮っただけで、預かり所に連れて行かれました。隠れて撮ったのに。でも、悪いのは私なのに 係の人は「ごめんなさい」と言ってくれました。この国の人たちはみんなやさしいんですね。驚きました。あっ! 写真をパソコンに取り込むためのコードを忘れて来た! ハノイに戻るまで写真はアップできません。