ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

日本のジャスミン革命は芸能界から起こるのか?

文章はまだ考えてないんですけど、タイトルだけ思いついたんですよw ちょっと、騒ぎがでかくなっているので、そのことについて後で書きます。
 


ジャスミン革命
http://kotobank.jp/word/ジャスミン革命
『2011年1月、北アフリカイスラムチュニジアで起こった民衆蜂起による革命。国を代表する花の名から「ジャスミン革命」と呼ばれる。政変のきっかけは、10年12月17日、中部の都市シディブジドの路上で野菜を売っていた青年(モハメド・ブアジジ)が当局の度重なる摘発に抗議し、焼身自殺した事件。これが経済的困苦にあえぐ人々の共感を呼び、シディブジドの民衆数千人による抗議デモへとつながった。やがて抗議の矛先は長期独裁を続けてきたベンアリ政権の腐敗体質や人権抑圧に向かい、体制打破のデモとなって各地へ拡大。それまで秘密警察の監視や強硬な取り締まりによって反体制の動きを抑えてきた当局も、若者を中心としたフェイスブックツイッターによる情報交換を封じることはできず、特定の政治・宗教団体によらない、指導者不在の草の根レジスタンスとしてチュニジア全土へ広がっていったのである』


(3時間後)チュニジアジャスミン革命の発端となった事件が起きたのは、昨年の12月なんですね。もっと前の出来事のように感じていました。独裁政権の場合には、もちろんそれは大変なことですが、倒す敵は見え易いですよね。でも、日本の場合はなにが日本をダメにしているかが見え難い。「 3・11 」以降というか 福島第一が最初に爆発した「 3・12 」以降か。「 3・12 」以降でも、選挙が普通に行われ、これまでとなにも変わらなかった。デモもあったけど、なにも変わらなかった。表面上はそういうふうに見えていました。


しかし、俳優の山本太郎さんがデモに参加し、5月27日「これ以上迷惑かける訳いかないから」という理由で所属事務所を退社。そして2ヶ月後の7月28日には、同じく俳優の高岡蒼甫さんが twitter でのフジテレビ批判を理由に、所属事務所から解雇されました。その twitter での発言が「フジテレビの韓流押し批判」と読み取れたため、きょうもネットでの騒ぎは収まっていません。本人はブログで「韓国批判」を否定しています。


◉事実に基づく真相(高岡蒼甫
http://blog.livedoor.jp/tkok_sosk_8228/archives/52293253.html
『この国の一大事な時にどさくさ紛れに、欺いて偏りをみせてる今の体制がすごく気持ちが悪いと思った。誤解を与えてしまった皆さんには申し訳ないと思いますがどうか今回の事はご理解していただけたら嬉しいです。決して自分は韓国に対する批判はしてはいない。日本を引っ張っていってる人間たちに対する抗議の意味だと理解をして欲しいです。このままじゃこの国はダメになる』


さらに7月31日の未明、J-WAVE で放送された タレントのふかわりょうさんの番組では、高岡さんの件で考えたことが率直に語られていました。「テレビは時代を映すものではなくなった」「テレビの画面を通して世界を見てたら自分が痛い目にあう」「twitter の発言は残る。この放送は20人くらいしか聴いてないけど」「局がお金をもらって K-POP の CM をバンバン流そうっていうのと、番組の中で取り上げるのは決定的に違うと思うんです」といった感じで熱く語られました。でも、お金をもらって番組で取り上げるのは K-POP 以外でもテレビ、ラジオであたり前にやられていることのように思うのですが… 違う?


高岡さんの場合でも、ふかわさんの場合でも例に出したのは「韓流」ですが、実際に言いたいことは「原発」のことですよね? K-POP 聴いたところで「痛い目」にはあわないもんね? でも、国が押し進めるという意味では同じだと。たぶん、テレビでもラジオでも、原発について語ることはまだタブーなんでしょう。きのうニコ生で見た 勝間和代さんの番組でも、東浩紀さんは「脱原発」を避けて話されていました。「脱原発」と「原発推進」の攻防がいよいよ煮詰まって来たのではないでしょうか?


「 3・12 」以降、私が大好きなラジオ番組でも話す内容で苦しんでいるのを感じます。それらの番組が消えてしまうのは、やはり悲しいですし、私も批判するつもりはありません。でも、原発の状況を考えると1年2年で済む話ではないですよね? 出演者の方々には、たまにでもニコ生や Ust などで語ってくれるといいんですけど。テレビ、ラジオ、新聞は終わったメディアとして語られることもある一方で、その影響力の大きさを痛感させられもします。このせめぎ合いの中からなにが起こるのか気にして行こうと思います。このままでは済まないでしょう。