ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

日本がかっこわるいのはお正月の説明が出来ない母親のせい。

さっぱり意味がわからないw これ酷い記事ですね。なんでも「お正月ニッポンプロジェクト」なるものがあるそうです。協賛企業を見ると、紀文とか宝酒造とか、お正月に消費される食品系の企業が並んでいます。広告代理店がナショナリズムを商売にすることを考えたんですかね? とにかく、そこが日本の小学生に「自分の国をかっこいいと思うか?」と聞いたところ、かっこいいと答えたのは15%しかなかったと。で、その結果を見た『日刊ゲンダイ』は「母親たちの頭から鍛え直した方がよさそうだ」と語っているわけですw


◉日本を「かっこいい」と思う小学生は15%(日刊ゲンダイ
http://gendai.net/articles/view/kenko/139151
『ちょっとショックな結果だ。「自分の国をかっこいい」と思う小学生は、わずか15%。同じことを日本に住む外国人の小学生に聞けば、こちらは3倍の46%だった。お正月ニッポンプロジェクトの「自分の国の文化に関する意識調査」の集計である。では、その子の母親に「自国を誇りに思うか?」と聞けば、これもやはり「とても誇りに思う」は33%だけ。どうやら、その原因は「歴史と伝統」「文化・芸術」を正しく理解できていないからのようだ。案の定、「年中行事のいわれを子供に説明できる」と答えた母親は、たったの8%。例えば、お正月を「年神を家に迎え、新年度の豊作や家内安全を祈る行事」と正しく答えられる人は少ない。(中略)ちびっ子にこの国を好きになってもらうには、母親たちの頭から鍛え直した方がよさそうだ』


◉お正月ニッポンプロジェクト
http://www.oshogatsu.jp


◉調査リリース ”日本人の子どもは「お正月のいわれ」について知らない!?”
http://blog.oshogatsu.jp/archives/156
『この度、「お正月ニッポンプロジェクト」が小学生の子どもをもつ日本人の母親及び外国人の母親とその子ども各200組、計400組(全て日本在住)に対し「自分の国の文化に関する意識調査」を行ったところ、日本人の母子と外国人の母子との間では、自分の国に対する意識や文化に対する認知度に大きく差があることがわかりました。さらに、日本人の母子では、日本人であることを誇りに思うのは「季節ごとの慣習」であり、国民性を築くのは「文化」と回答しているにも関わらず、日本文化の代表ともいえる「お正月のいわれ」についての理解度が低いことがわかりました。「お正月」のような伝統ある年中行事は母親から子どもへ伝承される事が多いと考えられるため、母親が「お正月のいわれ」について認知していなければ子どもにきちんと伝わらない、と推察されます。また、そのような親子間の伝承の有無が、やがて自分の国に対する思いの差にも表れると推察されます』


やれやれですよね。まずアンケート自体に「かっこいいと思わない理由」がないことが問題でしょう。日本文化と一口に言っても、想像するのは人それぞれですよ。最初に「お正月」と答える人って何%いるんでしょうか? こんな記事つくる男性社会がかっこわるいって意見の方が絶対多いでしょう。おせち料理をつくる母親を敵に回す事になった協賛企業にも同情する次第です。