ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ジャニコノ53. 嵐『One Love』その1。

先週、嵐のアルバム『 LOVE 』を買ったんですけど、まだ歌詞を分析するまでにはいたっていません。でも、タイトルがタイトルですから。この曲を振り返ることから始めたいと考えました。『One Love』のコノ歌詞「百年先も愛を誓うよ君は僕の全てさ」です。



正直、好きな曲ではありません。「百年先も愛を誓うよ君は僕の全てさ」って歌われても、男の私はどう聴いていいかわかりません。でも、大人気ドラマ『花より男子』の劇場版主題歌なので、まあベタな歌詞でも仕方ないかと思ったわけです。しかし、これはジャニーズの歌詞なんですよ。歌われる言葉をそのまま受取ってはいけないのです。出だしの歌詞2行。これは 嵐 とファンについて書かれた歌詞でしょう。


 ♪ 伝えたくて 伝わらなくて 時には素直になれずに
   泣いた季節を 越えた僕らは 今とても輝いているよ


『感謝カンゲキ雨嵐』の「泣きながら生まれてきた僕たちは」という歌詞や、セールスに苦戦し「ひび割れたプライド」と歌われた『PIKA☆☆NCHI DOUBLE』など、2004年までの 嵐は苦難のときを過ごしてきたわけです。そういう時を越えて、今、輝くステージに立つという歌になっています。『One Love』は映画の主題歌でありながら、嵐が初めて「国立」に立つという歌でもあるのです。


2008年は 嵐が SMAP に代わり「国立」のライブを開催するようになった年でした。『One Love』は「国立」の2ヶ月ほど前の6月に発売されています。不自然なのは『One Love』というタイトルです。当時もこのタイトルの意味を考えた人は多いと思います。歌詞の内容から「一途な愛」だと受取った人が多かったのではないでしょうか? しかし、洋楽も聴く人だったら、まず最初にボブ・マーリーのあの曲を思い浮かべたことでしょう。




偉大なるレゲエ・ミュージシャン、ボブ・マーリーの代表曲のひとつ『One Love/People Get Ready』のことです。ここで歌われているのは、一緒に神に祈りを捧げ、ひとつになろうということらしいです。これはボブ・マーリーが実践したラスタファリ運動に関連しているとのこと。しかし、この説明ではどのような曲かよくわからないですよね?


「そもそも 嵐 の曲と関係ないのでは?」って思いますよね。でも、関係あるんですよ。私も気づいて驚きました。この曲には「One Love」だけでなく、後ろに「People Get Ready」というタイトルもついています。実はこの後ろの方に秘密が隠されていました。『One Love』は『感謝カンゲキ雨嵐』以来の ジャニーさんが付けたタイトルだと断言できます。次回、その話をします。