ハノイの日本人

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アンジュルム『大器晩成』。

ハロプロ・ファンは新年から大騒ぎですよ。この曲すごくいい!! スマイレージ改めアンジュルムの2月に発売される曲『大器晩成』が超アッパーなファンク・ディスコだったんです。改名に対して不満があったファンも多かったと思うんですけど、これ聴いたら納得するしかない! 9人になってのイメチェン完璧に成功ですよ。すでに年間ベスト入り間違いなしと言いたくなる名曲です。(25分24秒あたりから見てください)



神戸でのカウコンを観たとき、後半に出たメンバー全員でスマイレージタチアガール』を歌っていました。このとき舞台中央でアンジュルムの新メンバー佐々木莉佳子と Juice=Juiceの宮本佳林が周りのなごやかな雰囲気と違って、かなり激しく踊っているのが気になりました。そこだけダンスバトルだったんです。「二人はライバルなのか?」って考えながら見てました。



Juice=Juiceはこれまでファンク・ディスコを中心にした楽曲で勝負してきました。なのに、アンジェルムがこれまでのハロプロのディスコ・ファンクをアップデートしたような曲でリスタートするわけです。問題作ですよ。これは Juice=Juice VS アンジュルムという図式を打ち出したと考えていいのでしょうか?


それだけじゃありません。アンジュルム『大器晩成』は つんく♂さんの楽曲じゃないんです。作詞、作曲はアップフロント所属のミュージシャン中島卓偉です。もちろん、病気療養中のつんく♂さんの負担を減らそうとする意図はあるでしょう。でも、つんく♂ VS 中島卓偉という線も有り得るのです。だとしたら怖い事務所です。つんく♂さんすら聖域ではない。Juice=Juiceの次のシングルも注目だな。(6分37秒あたりから見てください)



この曲の編曲はモーニング娘。The 摩天楼ショー』も手掛けた鈴木俊介です。アップデートと書いたけど、テンポが速くなっているだけで音は昔に戻った感じなのか? ドラムものすごいですけどw 歌詞の文字数を減らしてユニゾンで叫ぶ感じが新鮮なのか。いや、とにかく早くライブ観たいな。素晴らしいですわ。



2012年7月に発売された モーニング娘。の記念すべき50枚目のシングルは『One・Two・Three』『The 摩天楼ショー』という両A面で発売されました。これがかなりの問題作でした。『One・Two・Three』はUSチャートでも主流のEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)で・・・というか、それを模倣したK-POPに対抗する意味がありました。一方、『The 摩天楼ショー』はハロプロお得意のディスコ・ファンクだったのです。PV見てもらえればわかる通り両方いい曲でしたが、どちらに行くかを見定める意味もあったと思うのです。



古くからのハロプロ・ファンには圧倒的に『The 摩天楼ショー』の評価が高かったようです。しかし、世間の反応は違いました。ダンスも含めて新しいモーニング娘。としてEDM路線が評価されたのです。それ以降、モーニング娘。はEDM路線に舵を切りました。それ以来となるファンク・ディスコの巻き返しです。『大器晩成』の効果に注目したいです。