ハノイの日本人

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京都サンガはかなり厳しい状況にあるが・・・

きのうは過酷でした。京都 VS 栃木。開始1時間前くらいから激しい雨が降り続き、キックオフの頃にはピッチが水浸しになってたんです。こういう試合って京都が苦手とする状況ですよね? だって、京都は資金力があり技術を持った選手が集められてるわけじゃないですか? でも、その技術が使えない状況です。ついてない。それでも選手は闘ってくれるのか?



バヤリッツァが累積警告で出場停止。4−2−3−1で、最終ラインは右から石櫃、菅沼、山口、内田。ボランチは磐瀬、原川。2列目は駒井、有田、山瀬。そしてワントップは大黒。先にも書いた通り、水上の格闘技的な・・・ほとんど別の競技を観ているような前半でした。相手チームは気迫を全面に押し出して向かって来ます。でも、京都も負けてなかったですよ。前半に関しては、ここでチームを崩壊させない。踏みとどまるんだという気持ちを感じました。


前半の終わりがけになって、やっと雨があがりました。0−0で終了。後半勝負です。ハーフタイム、京都はなぜかピッチの水を放置しました。そういうもの? 単に人員がいないだけなのか? 両サイドだけでも水をかき出せば、ずいぶんやりやすくなると思ったけど。相手も4−2−3−1で膠着した状態があったからでしょうか? 後半は京都から観て右側でプレーする時間が増えました。こういうバランスの悪さは気になると思っていたら、案の定、逆サイドのスペースを使われ失点しました。でも、その前に京都の得点シーンから。


J2リーグ 第19節 京都 vs 栃木SC
http://www.sanga-fc.jp/games/result/2015062108/
『和田監督:(前略)こういう天気だったので、ボールをつなぐというサッカーはできないので、とにかく今日は手堅く、相手の背後にボールを入れていくサッカーを考えていました。後半は雨が止んで、ピッチの水も少し引いてボールも動くようになりましたが、前半のサッカーを続けながら、相手の背後にボールを入れていこうと伝えました。あと、セットプレーが大きなポイントになると試合前から伝えていたなかで、ロングスローからうまく先制できました。最後にセットプレーから3試合連続で同じような形から失点してしまったところに関しては、選手はトレーニングから一生懸命やってくれていますし、すべての責任は私にあります。失点シーンに関しては、ミスから相手に拾われて、そこからサイドに出されて、クロスからという形でした。とにかくこういう悪い流れを止めないといけないので、チームとして継続して、我慢強くトレーニングを積んで、次のゲームに準備していくだけだと思っています。
(守備面での連動の部分に関しては?)(ボールの)取られ方が悪かったというのがひとつ。攻撃にいこうというところで(ボールを)奪われて、少し前がかりになったところでサイドに振られた。あとは中央の守備が真ん中に寄り過ぎていたので、もう少しバランスよく守らないといけなかった。みんながボールウォッチャーになってしまったのが一番の要因だと思っています。先制してからもバランスを崩さず、手堅くやっていたが、自分たちのミスからバランスを崩してやられてしまったことに関しては非常に痛かったです


監督も言ってますけど、この試合はセットプレーが勝負を分けると誰もが感じていました。前半も石櫃からのロングスローがこぼれて決定的なチャンス!ってところで、そこに走り込む選手が一人もいない・・・なんてシーンがありました。あれは残念過ぎる。しかし、後半はスカパーさんの動画で観てもわかる通り、大黒が粘ってそこに走り込んだ駒井との連携で先制点。うれしい得点でしたよね? 大黒がああやってボールを収めてくれればチームはもっとやりやすくなるはずです。今後も期待したい。


しかし、このあと京都は徐々に足が止まります。そのせいで完全にゲームを栃木に支配されてしまいました。山口がケガで交代したことがどのように影響したのかはわかりません。交代で出場した下畠は悪くなかったと思います。全体の運動量が落ちたこと。そして、先にも書いたように選手のポジションが右に偏ってしまったことの方が大きかったように思います。


疲れていた山瀬に代わって入った宮吉にとってはやりづらい状況でした。誰かのミスでボールを奪われ、左サイドに空いたスペースを使われた。宮吉はよく戻ってくれたと思います。彼しかいなかったわけですから。ここで、迷わず相手との距離をつめ、ゴール前の選手に時間を与えてくれたら最高だったけど。選手全員、もう少しポジションについて考えてほしいものです。


監督は同点に追いつかれたあと、大黒に替えてロビーニョを投入。もちろん、勝ち越しを狙ってのこととは思います。でも、バランスの崩れた中盤を立て直すことの方が大事だったのではないか? でも、誰を入れればよかったのか? やっぱり、バヤリッツァがいないのが痛過ぎたな。彼をボランチに使えばいろいろ好転すると思うんだけどな。次節から、金沢、岡山と厳しい戦いが続きます。下を向かないで頑張ってほしい!



あと、JFAプレミアカップ2015で優勝し、7月にイギリスで開催される世界大会「マンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップ・ワールド・ファイナルズ2015」に日本代表クラブとして出場する京都サンガU-15の選手たちが挨拶してくれました。会場に来ていたファンもこの時間だけは気分よく過ごせましたよね。キャプテンのハキハキとしたスピーチも素晴らしく、栃木サポも一緒に拍手してくれていました。彼らに希望与えるためにも、トップチームがもっといいサッカーしないとね!