ゲンロンカフェでの茂木健一郎×東浩紀対談が一部無料放送されています。配信ミスがあったそうで、会場での質疑応答の部分を観ることができます。主にAIについて語られているのですが、とても面白い話でした。ぜひ、ご覧下さい。あと『ゲンロン4』の宣伝番組も。
◉茂木健一郎×東浩紀「2016年晩秋の巻」【ニッポンの脳 #6】 後半部分の無料放送(ニコ生)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv282661198
◉中国の街中で落したパスポートを見つけ無事帰国した東浩紀が、勢いだけでゲンロン4を宣伝する
http://live.nicovideo.jp/watch/lv282305202
◉ゲンロン4 東浩紀サイン入り
https://shop.genron.co.jp/products/detail.php?product_id=325
『創刊号に始まる「現代日本の批評」の完結編。共同討議では東浩紀・市川真人・大澤聡・佐々木敦・さやわかが、2001-2016年の批評史を一挙に総括。批評とネットの現代史を網羅した折込年表は過去最大のボリューム! 浅田彰への4万字インタビューでは、その個人史と戦後日本社会の歩みが重ね合わされる。杉田俊介、五野井郁夫、ジョ・ヨンイルの論考も必読。21世紀の批評はこれを読まずして語れない!』
もうすぐ『ゲンロン4』が発売されますね。今回の特集は「現代日本の批評」の最終回。2001年から現在までのことが語られます。これ面白いんですよ。年表がありまして、その年にどのような書籍が発売されたか観れるようになっています。例えば、2001年はこんな感じ。
ー 2001年 ー
1月 山口昌男『内田魯庵山脈』上下(晶文社)『早稲田文学』リニューアル Wikipedia開設
2月 五十嵐太郎『終わりの建築/始まりの建築』(INAX出版) 上野千鶴子編『構造主義とは何か』(勁草書房)
品田悦一『万葉集の発明』(新曜社)神保哲生・宮台真司「マル激トーク・オン・デマンド」(ビデオニュース・ドットコム)配信開始
3月 坪内祐三『慶応三年生まれ 七人旋毛曲り』(マガジンハウス) 中沢新一『フィロソフィア・ヤポニカ』(集英社)
内田樹『ためらいの倫理学』(冬弓舎) 舞城王太郎『煙か土か食い物』(講談社)《講談社ノベルス》
4月 小森陽一『ポストコロニアル』(岩波書店)《思考のフロンティア》
5月 大塚英志・ササキバラ・ゴウ『教養としての「まんが・アニメ」』(講談社)《講談社現代新書》
井口時男『批評の誕生/批評の死』(講談社) 高橋源一郎『日本文学盛衰史』(講談社)
7月 岡崎乾二郎『ルネサンス 経験の条件』(筑摩書房) 酒井隆史『自由論』(青土社)
絓秀実『「帝国」の文学』(以文社) 田中和生『江藤淳』(慶応義塾大出版会) 原武史『可視化された帝国』(みすず書房)
佐藤友哉『フリッカー式』(講談社)《講談社ノベルス》 大塚英志『戦後民主主義のリハビリテーション』(角川書店)
8月 切通理作『宮崎駿の「世界」』(筑摩書房)《ちくま新書》 阿部和重『ニッポニアニッポン』(新潮社)
9月 三浦雅士『青春の終焉』(講談社) 福田和也『地ひらく』(文藝春秋)
芹沢一也『〈法〉から開放される権力』(新曜社) 『エクスタス』(講談社)創刊(〜03.9)▶︎『群像別冊』
10月 柄谷行人『トランスクリティーク』(批評空間)
姜尚中『ナショナリズム』(岩波書店)《思考のフロンティア》 『批評空間』第Ⅲ期(批評空間)発刊(〜02.7)
11月 東浩紀『動物化するポストモダン』(講談社)《講談社現代新書》
大塚英志『江藤淳と少女フェミニズム的戦後』(筑摩書房) 米澤穂信『氷菓』(角川書店)《角川スニーカー文庫》
12月 山田広昭『三点確保』(新曜社) 竹田青嗣『言語的思考へ』(径書房) 佐々木敦『テクノイズ・マテリアル』(青土社)
紙面では、最重要なものは級数を上げて表示されています。今回は最も近い年代が紹介されるので楽しみです。今号では「古市が特大」と言われてましたよw