ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

『ワイドナショー』感想。

 

今日の『ワイドナショー』は面白かったですね。松本人志さんが加藤浩次さんや友近さんと連日話し合っていることを明かされました。そして、不満を持つ芸人たちの側に自分も立ち、吉本に経営健全化を要求すると明言されました。それがダメなら不満を持つみんなと吉本を出たいとも言われたのです。しかし、覚悟を示した松本さん本人もそれが何を意味するのか想像もつかない様子でした。なぜならそれは芸能界に革命を起こすことに他ならないからです。

 

現在、のんさん、新しい地図の3人など、地上波放送から干されたと言われてる人気タレントが存在し、大手芸能事務所からの独立は難しいことが知られています。吉本の人気タレントが10組以上吉本から離脱するとして、以前と変わらず地上波で番組を持てるのか? また持てたとして、旧芸能界に取り込まれて終わりじゃないのか? そんな混沌を観てみたい気もしますが、無責任にそれを煽ることもできません。

 

大手芸能事務所、広告代理店を中心とした地上波テレビの闇は、日本に住む人々に閉塞感を与えています。仕事から疲れて帰ってテレビを観ても、会社にいるのと同じで力関係を見せられるだけ。開放感なんてありません。今日の放送ではモーリーさんが言ってたように、みんな古い時代の悪しき慣習を捨て去り、新しい時代になったことを実感したいと願っています。

 

でも取り敢えずは、吉本興業の経営の透明化ですよね。芸人さんたちの契約も含めて。よく6000人と契約なんて無理とか言ってる人がいますが、極端すぎます。サッカーJリーグのように、試合の出場時間によって、A契約、B契約、C契約というようにグラデーションをつければいいのです。吉本で言えば、テレビに出れない若手芸人は直営業も可能にすればいいでしょう。もちろん、反社会的勢力との交際が発覚すれば即契約解除、というような罰則も明確に提示しておくべきでしょう。あと、経営アドバイスをするという第三者委員会の人選はチェックするべきです。これが機能しなければ信用を失うだけなので。

 

加藤浩次さん、松本人志さんのような人気タレントがここまで踏み込んだ行動に出たことには、感動しかないです。吉本を辞める辞めないは別にして、このような新しい時代を象徴する番組をネット上でいいから作って欲しいです。例えば、干された人たちや地上波に出れない人たちが出演できる音楽番組はどうでしょう? 新しい地図、のんさん、ASKA電気グルーヴ、RADIO FISH などが出たら盛り上がると思います。それに、昔は「一発屋」と呼ばれる歌手たちがいましたよね。でも最近は面白い曲があってもテレビ番組には出演できない。いつも同じような奴らが出演してる。ちっとも面白くない。ヒット曲を生み出す開放感に溢れた音楽番組が一つくらいあって欲しいです。

 

松本人志吉本興業に改善求める 退社も覚悟「僕は全員芸人連れて出ますわ」(オリコン

https://news.livedoor.com/article/detail/16842643/

『お笑いコンビ・ダウンタウン松本人志が28日、フジテレビ系『ワイドナショー』(毎週日曜 前10:00)に出演。一連の「闇営業」問題を巡り、吉本興業の体制が改めて見直されている。松本は「芸人が一体となって、会社に改善して、それから膿(うみ)は(出して)『全部、悪いことやってん』ってなったらそれは正直に全部言ってくれと。そこをちゃんと明確にしないんやったら、僕は全員芸人連れて出ますわ」と明言した』