ハノイの日本人

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Maison book girl ベストアルバム『Fiction』反省会。

 

当たり前ですけど、反省するのは私です。ずっと書かなくてはいけないと思ってました。Maison book girl のベストアルバム『Fiction』についてです。アイドル楽曲派を名乗っている私が、毎年年末に選出するアイドルソングのベスト10で、ずっとベスト3に入る楽曲を出してきたグループです。いい曲ばかり。しかし、それについて語るのが非常に辛い、ここ数ヶ月だった。きっかけは4月に出たこの MV です。

 

 

Best Album『Fiction』[初回限定盤A CD+LIVE Blu-ray]

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なんか腹が立ったんです。「結局かわいいアイドルがやりたいのか?」と思ったのが理由かとも思ったんですけど、それで怒ったわけでもなかった。たぶん、うろたえたんです。何かを切断されたと思って。そう感じたんですよ。それはベストアルバムのタイトルが『Fiction』であることとも関係している。今ではそう思います。

 

Maison book girl の作品には「room」という言葉がよく登場します。楽曲をつくるサクライケンタさんの頭の中にある場所か、もしくは過去に実在した場所かもしれません。私はその言葉が登場する作品を聴くことで、何か落ち着きを得られる、もしくは(嫌いな言葉ですが)癒される。そんな効能を得ていたんだと思います。勝手に「room」を間借りしていました。でもそれに気づいていなかった。だからそれが切断されたときに腹を立てたんです。そして、駄目押しで作品は「Fiction」として封印されました。


 

恥ずかしいですね。自分が作品と適切な距離を取れていなかったわけです。でもそれがわかって楽になりました。サクライさんが「room」から離れることは必然なんでしょう。主演女優である4人のメンバーも大人になり、次のステージに行かなくてはならない。だから、それはそれで私も楽しみなんです。もちろん「room」を間借りしたくなれば、また作品を聴けばいいことなので。ベストアルバム『Fiction』を愛聴しています。