ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ハロコン武道館に行った。

 

もう J-POPバラードのハロコンは行かないつもりでした。でも10月10日にあった Juice=Juice のイベントに外れ、しかも既に航空券は買ってあったので、行くことにしたのです。武道館の天井近くでしたが、充分楽しんで観れました。

 

牧野真莉愛さんが歌唱中に泣いたことが話題になっています。普段のライブであれば、歌以外にいろんな要素があるわけです。ダンスに力を入れているハロプロであれば尚更です。しかし、新型コロナの影響がある今はソロで J-POPのナツメロを歌うわけです。ダンスもなく歌唱だけ。うまく歌えるかどうかだけが問われます。これはかなり厳しい。うまく歌えずショックを受けるメンバーもいたようです。

 

そう思うと、グループアイドルがいいシステムであると気付きます。評価基準が一つではない。歌がうまいメンバー。ダンスがうまいメンバー。トークがうまいメンバー。衣装が面白いメンバー。牧野さんみたいに雑誌のグラビアで活躍するメンバーもいるわけですから。

 

 

とは言え、このコンサートではやはり歌唱力が物を言う。今回は小田さくらさんと高木紗友希さん、ハロプロの歌唱2トップが MISIA『逢いたくていま』を初披露しました。これは観なくてはいけない。素晴らしかったです。でもあまりに張り詰めた空気に、会場は休憩時間に入っても切り替えができず、重い雰囲気が漂ってましたw 気合い入りすぎ。そこに登場してくれたのがあの二人です。上々軍団が新曲を持って登場しました。会場内ホッとして空気が緩んだのが印象的でした。明るい歌を聞きたかった。タイトル『号泣』。会いたくて泣く歌でした。

 

 

今回は人数が多いのでベスト5にしときます。小田さん、高木さんは外しますね。2人は更に上を目指すはずなので。1位は宮本佳林さんです。宮本さんはずっと評価の高いメンバーです。しかし、今回の歌唱は今までに聴いた中で一番よかった。琴線に触れる歌唱でした。何が変わったんでしょうね? たぶん何かを掴んだんだと思います。感動しました。Juice=Juice での歌唱も早く観たい。

 

1位  宮本佳林『明日への手紙』(手嶌葵

2位  加賀楓『月光』(鬼束ちひろ

2位  船木結『もらい泣き』(一青窈

4位  佐々木莉佳子『三日月』(絢香

4位  山岸理子セーラー服と機関銃』(薬師丸ひろ子

4位  松永里愛『ハナミズキ』(一青窈

 

こんな感じになりました。次世代エース候補、段原瑠々さんが中西保志『最後の雨』で、伊勢鈴蘭さんが山口百恵いい日旅立ち』。2人とも声が出るので、それぞれ良さはあったと思うんですけど、力みかな? 前のめりな感じがあって。余裕を感じさせなかった。伊勢さんは元曲がベターっとしたメロディの曲なので仕方ないですけど、段原さんはもう少しリズムを意識して軽やかに歌った方がよかったかも。

 

いや正直言うと、どうでもいいんですよ。ハロプロのメンバーがこんなメロディー曲ばかり歌わされてるの、どうかと思っているので。こういう歌唱が本当の歌だとか勘違いしないようにして欲しい。もっと高度なリズムの歌唱を普段はやってるんだから。あんまり気にしないで欲しいです。あくまでも勉強として歌って欲しいです。

 

2位の加賀さん、船木さんは会場の評価も高かったのではないでしょうか? 2人とも非常に丁寧に歌っていましたし、きれいな歌声でした。船木さんはちょっとやりすぎくらい憑依系の歌い方をしてて面白かったです。やはりリズムとかメロディにきれいに乗せて歌える人は評価が高くなるはずです。4位の3人もそうでした。ハロプロの通常の曲よりテンポが遅いので、なかなか待てないメンバーもいたようです。そのリズムにうまく乗ることができるか? 小田さん、高木さん、宮本さん、譜久村さんあたりは、その辺が完璧ですよね。ダンスのリズム感とも違う歌のリズム感。

 

譜久村さんは単純にこの曲と声が合ってなかった。平松愛理部屋とYシャツと私』。でもこの曲のときのサウンドは完璧だったでしょう。今回は歌を中心にしたサウンドになっていたので全体的によかったのですが、譜久村さんのときは別格に素晴らしかったです。サウンドが観える、武道館がすべて音で満たされていました。最高。あと他では、浅倉樹々さんの歌唱がなぜかすごく印象に残りました。80年代にアイドルデビューしてても人気を得たんじゃないかと思うような存在感。精一杯歌うという真っ直ぐな感じがそう思わせたのかも。