ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

文学フリマ京都、今年は中止。

 

残念です。今週末に予定されていた文学フリマ京都は、コロナの状況を考えて、中止が決定しました。先週、頭がヤバかったときに発表されていたんです。そのとき京都に行くのはやめて東京行きの飛行機を予約したんですけど、完全にいかれてて東京から高知に飛ぶチケットを予約していました。いつもより早い時間に着くと喜んでました。

 

ですが、本日も図書館に行って『「孤独と暴走」マーダーケイスブック』を書いてました。1989年の宮崎勤の事件あたりから動機が不明瞭な事件が相次いで起こったのです。その事件を知ること、その事件について書かれた本を読むことは、息苦しい現在について考える上でもかなり有益だとわかりました。その中の1冊として、今日は都築響一『TOKYO STYLE』(1997年)をあげておきます。宮崎勤の事件は「おたく」という言葉を世界に広めた事件でもありました。そして、その言葉と一緒にあるイメージが拡散されたのです。それは宮崎の部屋でした。窓が見えないくらいビデオと雑誌が積み重なった部屋。その気持ち悪さに多くの国民が過剰反応し、オタクを断罪したのです。

TOKYO STYLE (ちくま文庫)

TOKYO STYLE (ちくま文庫)

  • 作者:都築 響一
  • 発売日: 2003/03/01
  • メディア: 文庫
 

 

人生で何度か「宮崎の部屋じゃん!」と言われたことがあります。いまこの文章を書いている机の上にも何10冊という本やマンガが積み重なっているのです。都築さんは「お部屋」に興味を持ち、東京に暮らす(オタクではない)若者たちの部屋を撮影して1冊に仕上げました。それはベストセラーになっています。そしてコロナ禍のなか、その本の続編とも言うべき写真集が発売されました。なんと、今回のテーマはアイドルだったのです。当然「お部屋」をテーマに歌ってきた Maison book girl からもメンバーが登場しています。矢川葵さん。サクライケンタさんのお部屋もあったらいいのにな。都築響一『 IDOL STYLE 』発売中。

IDOL STYLE

IDOL STYLE

  • 発売日: 2021/01/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)