ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

映画『竜とそばかすの姫』を観た。

 

細田守監督『竜とそばかすの姫』が本日公開されました。高知が世界の中心という映画です。高知県民は全員観に行くべきでしょう。うちの近所も映ってた。なのになぜか高知ではなく、京都二条のTOHOシネマ IMAX で観ました。素晴らしかったです。流石のサウンドと映像美。もう1回は観に行こうと思います。次こそは高知で。

 

しかし、少し気になる点もあります。「世界の細田」が演出されているんです。ディズニーを意識している。て言うか、ベルのキャラクターデザインはディズニーの人が手がけています。細田監督もはっきり1991年のディズニー版『美女と野獣』が大好きだとパンフレットで言っています。これって K-POP の成功例に似てるんです。J-POPを追いかけても仕方ない。もっと世界の主流を目指した作品でないと。そうやって K-POPは成功したわけです。前作『未来のミライ』がファンから酷評されたため、もっと外に視線をむける必要があったのでしょう。

 

恐らく、最初にそのような感じで外枠が出来上がり、あとでストーリーを組み立てて行くということがあったのでは? いつもの脚本の力強さは感じられませんでした。とは言え、これだけゴージャスなサウンドと映像を大画面で観たら、みんな満足するでしょう。とりあえずこの映画がヒットしないと、細田監督が撮りたい映画は作れない。ヒットを願っています。

 

あとサウンドの話。気持ちいいサウンドであることは間違いないです。でも低音が弱いですよね。意識的に低音を排除したんだと思いますが。振動のない低音を出すのは難しいので。これは音楽界も含めて日本の課題ですね。