作詞家の小倉めぐみさんが亡くなられたそうです。61歳と言えば、まだまだ活動できる年齢ですよね。小倉さんと言えば、なんと言っても SMAPの代表曲の一つ『がんばりましょう』の作詞です。この作品によって SMAPは大人の世代にも知られるようになりました。初期の主力作家だったので、２ndシングル『正義の味方はあてにならない』やブレイク直前のシングル『君は君だよ』、『がんばりましょう』に続くヒット『たぶんオーライ』などを手掛けています。
以前書いた書籍『SMAP 王の物語』には、小倉作品の分析も書きました。『正義の味方はあてにならない』が非常に重要な作品だったのです。下の動画のようにコミカルな作品で、それほど売れたわけでもありません。ここで SMAP は王子様路線を一度断念しています。デビュー曲が売れず、ヒーローになれませんでした。そして、結婚して真面目に働くパパが本当はヒーローなのかも？と歌っています。これは偶然なのでしょうか？ 木村拓哉はその後、結婚し、パパになると発表した後で、ドラマ『HERO』で主演し、その大ヒットと共に国民的スターに上り詰めたのです。
あと、もちろん忘れてはならない。南野陽子『はいからさんが通る』ですね。これも小倉さんだとは知りませんでした。作詞家を意識せずずっと聴いていました。これはみんな大好きな曲ですよね。私も Spotify のリスト『アイドル楽曲派宣言１』に入れて聴いています。
