11月21日付 CD シングルBEST ５。

本日は横浜アリーナで開催された Juice=Juice のライブ、金澤朋子リーダーの卒業公演を観てきました。正直、現在グループは大ピンチです。昨年12月の武道館ライブで、中心メンバーの宮本佳林さんが卒業。さらに今年に入って、よくわからない理由で高木紗友希さんの活動終了が事務所から告知される。そして、今年最初で最後の単独ライブが、金澤さんの卒業公演です。その出来如何によってはグループの崩壊も覚悟しなければいけない状況でした。要するに、ハロプロで一番歌えるグループの、声に華があるメンバー上位３人がいなくなる非常事態なのです。

しかし、やり遂げましたね。それをまとめ上げたのは、やはり金澤さんでした。最後の挨拶、素晴らしかった。メモなども何も読まず、心がこもっており、尚且つ落ち着いたスピーチをやって見せた。ハロプロの卒業メンバーはそれぞれ最後のライブで、自分の一番アピールしたいのはこれだと提示します。金澤さんはパフォーマンスはもちろん素晴らしかったですが、この挨拶は記憶に残る見事なものでした。すぐにアイドル以外のタレント活動でもやっていける頭の良さを見せつけたのです。

最初はやはり以前に比べて見劣りするライブでした。少し退屈でもあった。しかし、徐々にテンションをあげて行くんです。みんな歌唱はしっかりしています。ただ、カラフルだった以前と比べて、声の特徴が弱くなったということです。ところが、後半あたりから会場にはメンバーの熱が徐々に伝わりだします。特に嬉しかったのは、段原瑠々さんが吹っ切れた歌唱を披露したことでしょう。出演したテレビの企画でうまくいかなかったときから迷いがある歌唱になっていました。でも今回は状況に追い詰められたからか、無心で楽しく歌ってたときを思い出せたようです。彼女がエースとしてグループを引っ張ることで、工藤さん、松永さんも殻を破って行くことでしょう。

新メンバーはまだまだこれからという位置付けでした。当然だと思います。Juice=Juice の楽曲は難易度が高い。歌って踊るはかなりハードです。既に厳しい目に遭っているようですが、頑張ってついて行って欲しいです。新リーダーは植村あかりさんになりました。歌唱力が観るたびに上がっている植村さんです。厳しい状況ですが、植村さんの明るさが救いになることでしょう。まだまだ Juice=Juice から目が離せないですね。私の好きな曲も全然やってくれなかったので、次のライブを待っています。

今週は、つばきファクトリーもランキングに登場しています。かっこいい曲ですよね。１年後に勝負したい。私はつばきのメンバーも好きですけど、やっぱりグループとしては Juice=Juice の方が好きなので。

今月はちょっと異常な状況になっています。コロナ禍明けのせいか、サッカーだけでなく、ライブもたくさん行ってるんです。昨日は新代田fever で行われた和田彩花さんのライブに行きました。２部の「オムニバス」の方です。ステージにはバンドがいて、和田さんは観客から観てステージの右端にいます。そして、ステージ後方のスクリーンには和田さんが本を朗読している姿が映し出されているのです。ライブの間中もずっと映像は続き、その声は流れ続けているようです。ライブ自体は普通に何曲も歌ってくれたのですが、曲と曲の間で、普通であれば静寂が訪れますが、そこに朗読が聴こえてくるのです。MCは一切なし。解説はありません。

考えろってことか。一つ思ったのは、観客、和田さん、スクリーンの和田さんが三角形に配置されていることです。さんすくみなのか？　謎かけですね。しかしですね、これだけは言っておきたい。9000円も払って行ったライブで、バケツに座らせるのはやめてほしい。昔、近田春夫さんが書いてたよ。アーチストとアイドルの違いは、ステージの上に立ってる方が偉いのがアーチストで、客の方が偉いのがアイドルだって。もちろん、近田さんは皮肉で言ってるんだよ。アーチストでもいいけど、もっと客に優しくなってほしい。

今週のアルバム１位は、TOMORROW X TOGETHER でした。２位は三代目JSB のベスト、３位はSEVENTEEN の輸入盤です。他に、超特急、シルク・ソニック、EMPiRE、楠木ともり、SUPER JUNIOR-D&E、東京スカパラダイスオーケストラ、テイラー・スウィフト、Pimm's、BUZZ-ER、TWICE の輸入盤、SPEEDのトリビュート、Damian Hamada's Creatures、などが登場しています。シルク・ソニック最高すぎる。