ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

シティポップブームってどうなの?

 

 

高橋芳朗さんが出演した TBSラジオ『アフター6ジャンクション』の文字起こしを読みました。面白かったです。テーマは「The Weekend『Out of Time』と日本シティポップサンプリングの流れを語る」です。まずは上の2つの動画を聴き比べてください。現在のトップとも言える人気シンガーが、亜蘭知子『Midnight Pretenders』をそのまま使って、ほとんどカヴァーと言っていい楽曲を発表、それが世界でヒットしてる。これはどう受け止めればいいのか? シティポップブームとは距離を取って、ここでは触れずに来たわけですが、考えざるを得ない・・・のか?

 

 

ここで高橋さんは2017年からの流れを紹介してくれています。それ自体は面白いです。でも私は当時から複雑な気分でした。もちろん、サンプリングで使用された曲はいい音楽ではあると思います。大好きなのもある。でも海外で評価されたからと言って、今更どう反応すればいいのか? それに宇多丸さんも言ってる通り、日本のミュージシャンはアメリカの音楽を一生懸命真似してきたわけだから。それを取って「ニッポンすごい!」とはならないでしょう。そろそろ欧米の音楽の方が煮詰まってる? もしくは、日本の70年代、80年代のサウンドは世界中の人々に取ってノスタルジーを掻き立てるものなのか? 日本から見たキラキラ輝いてたかつてのアメリカ。その記憶装置としてのシティポップとか。