ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

映画『WEST SIDE STORY』を観て来た。

 

 

本日はスピルバーグ監督の最新作『WEST SIDE STORY』を観て来ました。以前、ジャニーズの歴史本を書いたとき、旧作を何度も観ました。1962年『WEST SIDE STORY』は日本で公開されています。そこでミュージカルに初めて触れた日本人は熱狂し、この映画は大ヒットしました。当時、アメリカ大使館に勤めていたジャニー喜多川は、休日にはグラウンドで少年たちに野球を教えていました。その中の何人かを連れて、この映画を何度も観に行ったと言います。

 

そこでミュージカルをやりたいと言い出した少年4人によって、最初のグループ、ジャニーズが結成されたと公式には言われています。なのでこの映画はジャニーズ事務所の原点なのです。また、この映画が1950年代のニューヨークを舞台に移した『ロミオとジュリエット』であったことから、シェイクスピアのその物語も、ジャニーズの原点の一つとなっています。山下智久Hey! Say! JUMP がロミジュリ関係の歌を歌ってましたよね。嵐の『台風ジェネレーション』のMVは、この映画のオマージュでした。

 

 

今回の作品ですが、とんでもなかったです。冒頭のサウンドが素晴らしい。カメラの動きと合わせて、かなり刺激的。大興奮ですよ。これは体験して欲しい。映画の中にサウンドが収まっているときと、客席まで音が飛び出してくるときがあるんです。それを使い分けてる。私はこのブログでよく「音像」の話を書きます。この映画ではそこまではっきりあるわけではないのですが。それを聴き取れない人からは、怪しげだとよく言われます。確かに「音像」を観るためには訓練が必要です。「速読」が文字をイメージに置き換えるように、「音像」はサウンドを脳内でイメージに変換するのです。とにかくまずはいいサウンドを聴いて、いいサウンドの基準を自分の中に持つ。それが大事です。今日観た劇場では、箱の前から半分くらいがサウンドに浸されていたと感じました。次回は私も前方の席で観たいと思います。できれば IMAXで。

 

あと、マリア役のレイチェル・ゼグラー、リフ役のマイク・フェイストの二人の歌は本当に素晴らしかったです。二人の歌はもっと聴きたかった。パンフが重い。3000円近くする。旅先で買うもんじゃない。高知に戻ってから読みます。