本日はどうしても行かなくてはいけないライブがあり、ホーム札幌戦にはいけませんでした。先週、ホーム湘南戦に負けた後、掲示板に京都サンガは弱い、このままでは降格するという内容の書き込みがたくさんあったので、かなり腹を立てていました。それは違うでしょう。相手からは警戒されてるチームですよ。油断すればボロボロにやられる可能性もある。京都の今年のスローガンは「サンガの冒険」です。崖から落ちる心配ばかりしてる者に、冒険に出る資格はありませんよ。
と思っていたのですが、昨日になって結構心配になってきました。札幌がいいチームであることは今年３度も対戦しているので知っています。ライブ中も時間を気にしていました。結局、最後の15分だけカフェに入って ipad で観ることができました。中野桂太選手の Jリーグ初出場に間に合いましたよ。そう言えば、日本代表・森保監督も視察に来られてたんですね。蹴球メガネーズで、E-1 メンバー予想に荻原選手が選出されていました。麻田選手も名前は上がっていたのですが、惜しくも選外に。しかし、今日の活躍を観ればわからないぞ。
ホテルに戻ってから、試合を見直しました。スタメンに驚きました。前節で、ウタカ選手と大前選手の同時起用は、運度量が落ちまくるのでやめてほしいと書いたんです。スタメンにその２人の名が並んでました。前線はその２人とU21 から復帰した山田楓喜選手です。でも効いてましたね、大前選手。左サイドから中に入って、ワンタッチパスなどを交えて、いい感じで中盤を制圧していました。ウタカ選手の走力があるうちの起用であれば、効果があるのかもしれません。
しかし、札幌はこんなに寄せの甘いチームだったか？ 全体を観てないのでわかりませんが、札幌のプレスがまったくかからない状況を少し不思議に思いました。とにかく、大前選手がトップ下のような位置に入り、ウタカ選手ともいい感じのコンビネーションを見せ、攻撃を牽引します。先制シーンは、ペナルティエリアの右角の外あたりから山田選手が強いボールをウタカ選手に放り込みます。それをヘッドで直接シュート。一旦は GK菅野選手がセーブするのですが、そのこぼれ球をもう一度ウタカ選手が押し込みます。京都は早い時間に先制。この一連のシーンでも札幌の寄せの甘さが目立ちます。暑さによってペース配分を抑えてたのかもしれませんね。
さらに、札幌にとってもっと痛いシーン。京都が２度も食らったDOGSOです。決定的な得点機会の阻止です。前半15分に京都のピンチがありました。センターバック２人の間にパスが出されそうだったのですが、GK上福元選手がペナルティエリアから完全に飛び出し、さらに右サイドバックの白井選手にパス。白井選手は勢いよく上がりながらフリーになってたウタカ選手にロングパス。この決定的な縦パスをウタカ選手が収めたところで、GK菅野選手が手を使って止めに入ります。そのファウルで一発レッドです。札幌は早い時間から 10人で戦うことに。久しぶりにDAZN『ジャッジ・リプレイ』観ないとな。
私は最後の15分は既にカフェで観ています。このあと有利なはずの京都が苦戦するのです。一人少なくなって、やっと札幌のエンジンがかかってきました。前半43分には札幌が繰り出す鋭いカウンターが京都のゴールを狙います。GK上福元選手のセーブと、こぼれ球に反応した相手選手の折り返しを阻止した麻田選手、お見事でした。
後半も、お互いに決定機を作ります。完全に五分の試合になりました。そして、後半13分、コーナーキックから札幌が得点します。菅大輝選手がよく抑えたミドルシュートを突き刺しました。菅選手、すごかったですね。攻守に大活躍だった。E-1 呼ばれる可能性あるのでは？ 京都は疲労の見える選手から交代して行きます。後半20分には大前選手に替えて武田選手、さらに24分には山田選手を下げてメンデス選手を入れての３バックに。そして、37分には荻原選手、武富選手、福岡選手の３枚替え。飯田選手、中野選手、宮吉選手が入りました。ラスト10分で攻撃のスイッチを入れたのです。
実はこれも少し驚きました。前節で失点したシーン。宮吉選手を投入した後に起こったのです。宮吉選手はゲームに入れてない雰囲気でした。そこで宮吉選手、飯田選手がいた京都の右サイドを破られて得点されているのです。曹貴裁監督はこの試合までの期間に、なんらかの魔法をかけたのでしょう。宮吉選手が得点したシーンは震えましたね。武田選手が強いボールをバイタル中央にいた川﨑選手目掛けて蹴るのです。それを川﨑選手はダイレクトでゴール前にいる宮吉選手に。時間が止まったような上手いトラップでした。宮吉選手のシュートのタイミングに合わせて、私も手を叩きましたよ。ダーン！！！ ３人の完璧なプレイによる素晴らしいゴールでした。勝った！勝った！ 次は中３日、水曜日に行われるアウェイ浦和戦です。
