U20 女子ワールドカップが終わりました。日本はスペインに１−３で敗れ、準優勝となりました。連覇はならなかったのです。しかし、決勝戦のスタジアムが、まるで日本のホームのように彼女たちの応援で埋め尽くされました。なでしこのサッカーはコスタリカの人々を魅了したのです。スペインの17歳のキーパーなんて、最後はボールを持っただけでブーイングされてました。容赦ないなw
日本もスペインも準決勝と同じスタメンだったそうです。連戦の６試合目、さすがに疲れを感じさせる試合でした。でも試合を左右したのは体力面ではないと思います。スペインはとてもいいチームでした。日本の最終ラインにプレスをかけるのもパスコースを消しながらでしたし、相手ボールサイドに選手を寄せる同サイド圧縮も見せていました。日本は狭いスペースでプレイさせられ、その焦りもあったのか、縦に急ぎすぎてミスパスを連発。修正できないまま前半27分で０−３にされたのです。
ここで勝負あり。スペインは無理して前に行く必要がないからです。体力温存を考えて、後ろで構える方針に変更。5-4-1 になっている場面も多かったのです。いくら日本が最後まで諦めないチームであっても、これでは厳しい。完敗と言っていい試合でした。U20でも戦術を駆使したチームが優勝する時代になったということでしょう。
しかし、いいこともたくさんありました。大会４ゴールを決めた FW浜野選手はこの大会の MVP に選ばれています。いいんでしょうか？ スペインのガバーロ選手は８得点もしてるけどw この大会を盛り上げたのは浜野選手だと言いたいのでしょう。なでしこの新スター候補の誕生です。INAC神戸の試合も観たいな。WEリーグ、カップ戦が始まっています。
あと日テレ・ベレーザの清水梨紗選手のウェストハム移籍が決まりました。大会では同じポジションの杉澤選手が活躍していました。清水選手ももっと上を目指したい気持ちなのでしょう。長谷川唯選手と同チームです。次回 なでしこの試合は、10月に神戸と長野であります。相手はニュージーランドとナイジェリアです。
