ハノイの日本人

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京都サンガ、川崎に完敗。

 

 

 

久しぶりに等々力へ来ました。東京に住んでいた時には何度か来てたから、歩こうかとも思ったんです。でも武蔵小杉駅前の雰囲気が激変してたので、歩くのはやめました。迷子になりそう。そういえば、洪水でタワマンの価値が減るとかって、一時話題になってましたよね。

 

 

川崎フロンターレ、やはり強かったです。正直、完敗でしょう。中3日の試合だから、前半我慢したら行けると思ってたけど、試合スタートから気合のプレスを見せてきました。優勝がかかった川崎は違うんですよ。京都サンガは、相手のプレスを受け、雑に前に蹴ってしまう悪いときのサッカーになっていました。

 

でもこれも、川崎の同サイド圧縮が効いていたからです。例えば、左サイドバックの荻原選手がボールを持っている場合、川崎の選手は、スライドしてボールがあるサイドに人数を集め、守ります。荻原選手がパスを出せないように詰めるのです。そこをかいくぐり、なんとか松田選手にパスを出しますが、川崎の選手はそれを予測しており、素早く寄せて来るのです。そして、相手のパスがズレたところで、一気に攻撃に切り替え、カウンターがスタート。厳しかったです。

 

 

でもこの同サイド圧縮は、リスクを伴う戦術でもあります。逆サイドの選手のマークは捨てるのです。例えば、京都のサイドバックに入った白井選手は、このとき高めのポジションにいました。手を上げてフリーであることを知らせていたのです。他に、最終ラインの井上選手もフリーだった。マルシーニョ選手は福岡選手を気にしていた。だから、川崎の選手の囲みを破り、逆サイドにボールを出せればチャンスが来ます。ですが、それに気づく余裕がなかった。もちろん後半には修正されていましたが。

 

 

しかし、そんなことより、今日の敗因はこれです。セットプレイ。またかって感じです。前半は0−2で終了。両方 CK からですよ。寄せが甘い! 京都の一番の弱点です。どうすればいいのか。曹貴裁監督も修正すると言われてました。これさえなければ、勝ち負けに持ち込めたのに。

 

 

京都もチャンスを作れていたんです。完敗は完敗でも、何も出来なかったわけではありません。後半に入ったパウリーニョ選手が、上手いターンからゴールを決めています。リーグ戦、初ゴール。でもそれ以外のチャンスは、最後のところで川崎の選手がやらせてくれなかった。荻原選手も3回くらいチャンスがあったけど。絶対に身体を投げ出す選手がいる。さすがって感じです。

 

2位の川崎が勝ち、首位のマリノスが最下位の磐田に敗れたことで、優勝争いも、残留争いも、まだまだわからない状況となってしまいました。京都にとっては厳しい状況ですが、それでも今日の試合はいい経験だったと思います。なんか清々しい気分で帰れました。川崎相手にいいパス回しができた時間もあったし。DAZN の解説、今日は戸田さんでよかった。観てて辛い試合とかあるもんね。