ハノイの日本人

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ドラマ『エルピス』をやっと観た。

 

佐野亜裕美プロデューサー、渡辺あや脚本、大根仁演出のドラマ『エルピス』を観ました。昨年話題になっていて、観たいとは思っていたのですが。前から hulu に入ってたのかな? 今日見つけて最後まで一気に観ました。面白かったです。これは話題になりますね。ドラマを引っ張る人物が交代して行く感じも面白かったし、緊張感を盛り上げる大友良英さんの音楽も最高。俳優陣も魅力的でした。ドラマ好きな人たちが観ておくべき作品だと思います。

 

ただ最終回については、感想に困りますね。取り引き自体は仕方がないにしても「善玉も悪玉もない」と言われたら「はあ?」となりますよ。だったら大門亨はなぜ殺されたのか? この殺人は善でも悪でもないのか。よくわからない。テレビ業界を愛してる人と、そうでない私とでは考え方が違うんでしょうか。

 

 

 

例えば、町山智浩さんは「作品は完全なカタルシスを与えてはならない。現実を変えるためには。」とツイートされています。確かにドラマ『新聞記者』を観たとき、現実が酷いのに作品だけ勝利してていいのかと私も思いました。それはわかるけど「善玉も悪玉もバランス次第」という言葉には、別の機能が備わってないですか? 

 

善玉、悪玉の例えは、これじゃないですか? 「与党が酷すぎるので、今回はお仕置きのために野党に投票する」的なことを連想します。脚本家の方はあまり政治批判的な要素をドラマに持ち込みたくなかったのでは? どうかな、観たのが昨年だったら、違う感想を持ったのだろうか? いまの私には受け入れ難い最終回でした。

 

追記:やっぱり1日置いてからアップすべきだった。脚本家のせいにしたけど、違うよね。そういうドラマではなかった。放送するのに何らかの取り引きがあった・・・可能性もある。またそのうち最初から観ます。