ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

11月15日付 アルバムBEST 3。

 

 

映画『 TAR 』を観ました。本当は劇場公開されてるときに観たかった。音楽映画なので。面白い映画でした。素晴らしかったです。これはジャニーズ問題を考える私が、絶対に観ておかないといけない映画です。

 

ただ、この映画を観て、ジャニーズの全てを断罪せねばならないと考えるわけではありません。そこはまだ判断のつかない部分もあるのです。SMILE-UP. が現在のような状況であれば、やはり潰れるべきと言う人々の意見が正しいと思います。でもそれで、ジャニーズに始まり、発展してきたアイドル文化全てが断罪されなければならないのか? 私が考えるのはそこです。

 

映画では、時代の寵児である女性指揮者が、スキャンダルを告発されます。それで彼女がこれまで築きあげてきたもの全てが奪われるのです。そんなスキャンダルがあっても許されるのは、東洋の辺境の国だけというラストでした。なるほどと思います。欧米の国々の価値観では、そのように考えるのだなと。

 

 

 

 

今回の旅で、ほとんど倒れてたわけですが、偶然にも泊まった2つのホテル、マンガが読めるホテルでした。いくつか読んだのですが、その中で水樹和佳『イティハーサ』を紹介します。

 

1986年から1997年に『ぶ〜け』で連載されていたマンガです。扉絵が綺麗なマンガで、そのことだけが強く印象に残っていました。当時は『ぶ〜け』は立ち読みしてた。『イティハーサ』は途中からしか読んでいなく、どんな話なのかわかっていなかった。コミックホーダイというサイトが無料で使えるホテルだった。

 

目に見えぬ神々が消えた後の世界。平和を望む神々「亜神」と、欲望のまま生き、争いを好む神々「威神」が、その価値観を巡って戦います。しかし「亜神」という言葉でもわかるように、その2つの神々よりも上位の存在が次第に明らかとなります。そして「亜神」と「威神」の争いは、その上位の存在が仕組んだものだとわかるのです(悪い方が「いしん」って予言マンガか!)。

 

この物語のクライマックスで「亜神」の理想郷が戦いの舞台になります。実はそこで描かれてることが『エヴァンゲリオン』の人類補完計画と同じでした。理想郷の民は、みんな同じ考えで行動するよう義務付けられている。そのような安定の仕方を、主人公たちは否定し、調和とは別の生き方を目指すのです。

 

2つのマンガ、アニメには、オウム真理教が起こしたテロ事件が色濃く刻まれているのです。それから20年以上経って、世界でも珍しいカルト政権が誕生してるなんて、想像もしてなかった。

 

 

新しいアニメをいくつか観ました。その中でいくつか、おっさんが考えたような女性キャラクターがいて、気持ち悪く感じたんです。まあ観なけければいいだけですけど。こういうのはアニメファン的にはまだ大丈夫な感じ? でもアニメになったら世界で観られるわけでしょ? 恥ずかしい気もするんだけど。問題ない?

 

 

 

 

今週のアルバム1位は、日向坂46でした。2位は NCT 127、3位は Jung Kook です。他に、あんさんぶるスターズ関連、The Beatles、Stray Kids、ディズニー関連、林哲司、CROWN POP、内田彩、aespa、NEMOPHILA、ZEROBASEONE、伊東歌詞太郎、Jimi Hendrix藤川千愛大橋トリオSHISHAMO山口百恵、SITRA.、Eric B.Jr、空白ごっこ市川由紀乃、などが登場しています。