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サウジアラビアで行われたワールドカップ・アジア2次予選のシリア戦。日本でのテレビ中継がないと騒がれていましたが、まあ観れるとこでは観れるわけです。中東は無料でネット中継してるとこもあるので。
日本代表、本当に強かった。久保選手の美しいゴールが決まるまでは、相手を押し込みながらもゴールを奪えず、37分までは0−0で進んだわけです。でもそこから怒涛のゴールラッシュ。しかも全て美しいゴール。あまりの強さに鳥肌が立ちましたよ。試合は5−0で日本の勝利。ゴールシーンだけ観ても感動すると思いますよ。
今回は緊張感のない予選です。いつもの2次予選は1チームしか最終予選に進めないときもあり、それなりに緊張もあったわけです。特に0−0で試合が進む場合には。でも今回はここで負けても2位以内に入れば最終予選に進めます。いまのチームで連敗はあり得ない。だから怖くない。
それだけじゃなく日本がほとんど相手陣内で試合をしていました。たとえボールを奪われてもすぐに取り戻す。攻守の切り替えが早く、しかも早く寄せてボールを奪い切る。すごい。若い選手たちにも予選の経験をさせることができ、文句のつけようがない結果です。
今回のテレビ中継の権利は、シリア側の提示額が高額で日本での生中継ができませんでした。田嶋会長がその要求を突っぱねたわけです。サッカーファンからも、その毅然とした態度に賛辞が送られています。基本的には、ワールドカップというのは世界のお祭りなので、自国のチームの戦いが中継されないというのは、あり得ないことです。あまりに酷い場合には、FIFA が動くべきと私は思います。FIFA が高額要求する場合もあるけどねw
そう言えば、田嶋会長の任期が来年2月で終わります。アジアカップの結果もあると思いますが、評価はそこそこ上がってきているようです。でも待ってください。いまの日本代表が強いのは、そもそも選手の能力が高いことも大きいのです。また田嶋会長の任期の間には、サッカー協会が保有していたビルを売却しています。日本代表の強さだけで評価が上がるのはどうでしょう? もう一つはいいことをして欲しい。
やはり長年課題と言われてきたコーチライセンスの改革に道筋をつけるのがいいと思います。現在のように、仕事を持っている人が行けない日程であるとか、コネがないと入って行けない不透明性であるとか。前時代的なことをしていると、いずれは批判の対象になるでしょう。その前に改革を明言してもらいたい。日本のサッカーの未来のために。