広瀬隆雄さんのブログから。中国の石油製品値上げで石油需要は増えるのか、減るのか？というようなことが書かれている。そして、中国に注目する理由として、以下の文章が書かれている。
「つまり実需の世界では『原油高を支えているのは中国だけ』というのが投機筋のコンセンサス的な見方になっていたわけです」
中国の石油製品の値上げをどう評価するか？（いちカイにヤリ投資世代）
http://www.doblog.com/weblog/myblog/31550/2620801#2620801
ところで、ベトナムの貿易赤字拡大の原因について私はずっと不思議に思っていた。「ベトナムは原油の輸出国なんだし、原油高で貿易赤字が縮小してもいいのでは？」と考えていたのだ。証券会社の人は言った。「たしかにベトナムは原油の輸出をしています。でも、ベトナムには石油精製所がありません。ガソリンを輸入しています。原油を輸出したときよりも数割高い価格で」。なるほどー!!! 悲しい話だねー。
来年なかばにはダナン付近に石油精製所ができるそうなので、そのあとは状況が改善するだろう。ベトナムの国内消費量の半分が賄える予定らしい。もうひとつ、ペトロベトナムと出光興産などが2013年稼働を目指して石油精製所を建設中だ。ベトナムのエネルギー需要の60％近くに応えることができると期待されているそうだ。
