ハノイの日本人

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萌えるアキバで日本はなにも変わらなかったのか?

◉第59回「ブーム終焉でメイドも生き残り時代に」(2008/08/25)
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/morinaga.cfm
メイドカフェのブームは、完全に終わった。秋葉原でも閉店するところが相次いでいる。それでは、いま秋葉原メイドカフェのビジネスモデルは、どう変化してきているのだろうか」

経済アナリストの森永卓郎おじさんが日経のBizPlus で5年にわたって連載している「萌えるアキバが日本を変える」。あの事件があった後だからこそ、頑張っていただきたいところ。ですが、今回は暗いトーンで書かれています。たしかに、ブームは昨年あたりで終わってると思いますけど、この8月につぶれるお店は、「よくここまでもった」という感想がでるようなお店だと思います。

まあ、売上が落ちている店が多いというのは、そうなのでしょう。たしかに、値下げをしているお店が目立ちます。不況のせいもあるでしょうか? 私だったら、そういう時にこそメイド文化を楽しみますよ。これから何回かにわたって、メイド喫茶のなにに惹かれたのかについて書きたいと思います(うまく書けるのか?)。

私がメイド喫茶に行き始めたのは、2003年の秋ごろだったと思います。で、本格的に行くようになったのが、2004年4月からだと思います。「mia cafe」ができたころからです。それまでもいくつかのお店に行ってみたのですが、すでに独特の雰囲気が形成されていて入りづらかったり、お茶が不味いのが嫌で通う気にはなれなかったりでした。
mia cafe
http://www.mia-cafe.com/

mia cafe」ができたころには、すでにメイド喫茶がブームになりそうな気配があったと思います。ホリエモンのときにも書きましたが、インターネットのブロードバンド普及の影響があったと思います。雑誌などで取り上げられなくても、ネットでお店の情報を詳しく知ることができましたから。つまり、歪められた情報ではなく、お店が発信する情報や、お客のレポートを読むことができたのです。マニアックな場所であればあるほど、こういう情報があると行きやすくなるというものです。

mia cafe」には最初からかわいい子がいました。そして、お茶がおいしかったです。でも、このお茶がクセモノでしたw このお店の名物で「おかわりカード」というのがあります。ドリンクをおかわりすると、3枚のカードをメイドさんが持ってきます。そのカードにはメイドさん自身のコスプレ写真が印刷されているのです。3枚のカードはそれぞれ「はずれ」「100円割引」「200円割引」とあり、写真も違うものでした。

この手のお店ですから、コレクター癖のあるお客は多いと思います。当然、コンプリートを狙う人たちがでてきました。1杯500円程度のドリンクですが、何倍も飲んでいる人たちを見かけました。気持ちはわかります。でも、女の子は結構な人数がいるわけですし、コンプリートが近づいた頃には、新しい写真にチェンジする子がいたり、新しい子が入って来たり、まず揃えることは不可能だったと思います。お店は儲かったことでしょう。でも、これは優れたアイデアでした。私のようにカードを職場で同僚に見せた人は多かったのではないでしょうか? 真似するお店が現れなかったのが不思議でした。

その当時、一般的には、メイド喫茶はマイナーな存在でした。存在は知っていても、行ったことがないという人がほとんどでした。まず、「風俗店ではない」という説明から始める必要がありました。そして、「風俗店でないなら、なにが楽しくて行くのか?」という質問に応える必要がありました。いい質問ですが、答えるのに難しい質問です。

私の場合、大概は仕事と仕事の合間にひとりで行っていました。つまり、平日の昼間です。日本橋の近所で正午から公開放送があり、その後、銀座線で末広町駅に行き、ランチ。そして、石丸電気やdiscunion でCDやDVDを購入、ラジオ会館などを回ってから、メイド喫茶に行きます。すると、平日ですから14時を過ぎたあたりから暇になります。メイドさんとも話すことができます。買って来たCDやマンガについて会話するのです。顔見知りになれば、いろいろ情報交換もできます。彼女たちはいろんなお客さんから情報をもらっていますから。そういう時間は本当に楽しいものでした。

あと、お客の人たちと話すこともありました。一番驚いたのは隣に座った2人組が「ホリエモン、またこんなこと言ってるよ」とパソコンを広げて話しだしたときでした。私も会話に混ざりましたよ。まだ、近鉄騒動の起こる前でしたから、さすが秋葉原だと思った出来事でした。当時「mia cafe」で働いていた子がおそうじメイドの広報になっているのを以前見ました。いまも元気でメイドをしているのでしょうか? いまでもカードは持っています。

◉第21回「メイド足つぼという新発明」(2005/05/26)
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/morinaga.cfm?i=2005111686onec5&p=1

このお店を森永さんに教えたのは私です(あまり自慢にならないのが残念です)。ある企業での講演会の控え室で、「mia cafe」のカードを渡し、このお店の隣にありますよと説明しました。そして、1週間後にはこのレポートが書かれていました。驚きました。このお店のことはまた書きます。

萌えるアキバが日本を変える
◉第8回「メイド喫茶(1)」(2004/09/02)
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/morinaga.cfm?i=2005111673onec5
『今回と次回はメイド喫茶だ。もしかしたら、このメイド喫茶は、いま日本で一番伸びている「産業」なのかもしれない』

秋葉原マップ(メイドカフェコスプレ喫茶ほか)
http://www.akibamap.net/shoplist_5.html
凄いな、こんなにありますか! 私は2006年の6月以降、積極的にメイド喫茶へ行かなくなったので、半分以上のお店を知りません。しかし、デート関係とか、もっと潰れていい気がするけど、、、