ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

日本からの救援物資が届く。

お腹が痛いんです。トイレが友達です。土曜日からですから、結構長引いています。食べ物にあたったのではなく、風邪だとは思うのですが。そんな弱った私に日本から救援物資が届きました! ありがとうございます! もちろん、マンガと雑誌です!


私の場合、どれだけ弱ってもホームシックにはならないようです。どこかのサッカー選手のように、日本でいい思いをしていなかったからかも知れませんw でも、そんなとき無性にマンガが読みたくなりました。近くにあるマズいくせに高いことで有名な日本料理屋に、なつかしの「沈黙の艦隊」を読むため、週3日も通ってしまいました。しかも、31巻までしかありませんでした(あれって、何巻で完結なんだ?)。そうです、私にとってマンガは第2の故郷なのです。


まあ、そんなことはいいとして、送っていただいたマンガと本のリストを書いておきましょう。本当は先週には届いているはずだったんです。日本からハノイには日本郵便のEMS(国際スピード郵便)で送ると、早いときは2日で着くんです。凄いですよね。前に送っていただいたときがそうだったんです。ところが、今回は1週間経っても届かない。思い当たることがありました。今回は「痛車」のムックを頼んでいたのです。


痛車王 VOL.1(ぶんか社


ベトナム通関の方が、「こんな退廃的な思想を我が国に持ち込ませてはいけない」、そう考えて没収したのではないかと思ったのです。なにしろ、自動車のボンネットにアニメ絵の女の子が大描きされているのですからね。しかも、酷いのだとパンチラが描かれたものすらあります。これは悪書でしょう! いやいや、ちゃんと手元に届いたのですけど。


秋葉原駅前に「アルファロメオ ジュリア 1750GTV」のSW仕様痛車!(アキバ総研
http://akiba.kakaku.com/hobby/0809/28/213000.php
イタ車(イタリア車)として有名なアルファロメオだが、同社製の「アルファロメオ ジュリア 1750GTV」の痛車ゲーマーズ本店前に登場し、それを撮影する人々でちょっとした騒ぎになっていた』


じゃあ、なぜ、このムックを私は求めたか? ハノイでは毎日のように自動車やバイクに轢かれそうになっています。「歩行者優先」という思想がないようです。そして、もの凄く横柄な態度を取る運転手が多いのです。特に、トヨタ車に乗っているヤツらは、なぜあんなに威張っているのでしょうか? トヨタのイメージがめちゃめちゃ悪くなりました。あと、バスの運転手にも酷い人たちが結構います(34番でよく出会います)。乗車拒否も頻繁にします。ベトナム人奥さんを持つ方に尋ねたところ、まだ、車を運転している人も少ないなかで、大型バスを運転している人は偉いことになっているのではないかとのこと。公共サービスでそれは困りものですね。


そこで、「痛車」です。日本人の恐ろしさを見せつけてやりましょう。ベトナム人がステイタスの象徴だと思っている自動車を、こ〜んなバカなことに使っている人たちがいることを見せれば、衝撃を受けるに違いありません。そして、いくら高価だと言っても、自動車はただの道具であることに気づくと思うのです。どうです? 凄いアイデアでしょう!


本当は「ぶんか社」のムックではなく、私の高校の先輩が勤めている「芸文社」のムックを購入する予定でした。しかし、売り切れだそうで、こちらになりました。送ってくれたお友達は、わざわざ書店でこのムックを購入してくれたそうです(勇気あるなあw )。お友達には感謝しながらも、このムックについては、感想をしっかり書いておきましょう。


まだ、中身までは読んでいないのですが、残念なことに写真がいまイチです。たぶん、編集者のひとが2次元キャラクターに興味がない人だったのでしょう。ほとんど車を中心に撮影されています。これは残念です。キャラクターが「ばーーーん!!!」とでかい写真で掲載されていないと、このムックの価値は半減です。キャラクターをじっくり眺めながら、それが高価な車の上に描かれているという不思議な感覚に浸るのがいいのですから。残念です。


上のアルファロメオの写真を見てください。これがお手本です。クリックすると大きくなるので、どうぞ! でも明日、日本語教室で見せてきますよ。生徒たちは驚くだろうなー。また、日本人に幻滅するのだろうか? あっ、ダメだ。トイレに行ってきます。つづきはまた。