ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

マンガ界にも不景気の大波到来。

この前、「マンガが第二の故郷だ」と書きましたが、その故郷が大変なようです。マンガ雑誌というのは、もともとそれだけで利益がでているものではないようです。それどころか、「多分競合誌も同じくらいだと思うけれど、原価率が300%とか400%だから。つまり今の数倍刷って全部売れて、ようやくトントン」というようなものだそうです。凄いですね。それを補っているのがマンガの単行本ということになります。ところが、この不況でそのビジネスモデルが崩壊しかかっているそうです。「たけくまメモ」を御覧ください。


マンガ雑誌に「元をとる」という発想はない(たけくまメモ
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-442f.html
『俺がかねてから主張しているように、マンガ雑誌は売れていません(正確には、売れても儲からない価格設定になっている)。昔からマンガ界は、雑誌は赤字で維持しておいて、そこで連載した作品を単行本化して利益を出す、というビジネスモデルをとっています。一般雑誌の場合は単行本で利益を出すわけにはいかないので、代わりに広告を掲載して、雑誌の売り上げと併せて本体を維持するシステムになっています。マンガ誌、一般誌ともども、典型的な薄利商品であり、単体商品としての価格では利益を上げにくい構造であることにはかわりはないといえます。それがここにきて、不景気によって広告出稿が落ち込み、マンガも単行本が売れなくなって、本格的にヤバイ感じになってきました』


もうひとつ、「たけくまメモ」から。ジンバブエハイパーインフレの紹介。ジュースの値段を例に紹介されています。面白い! いや、ベトナム金融危機にならなくて、よかったですね。


◉インフレーション(青年海外協力隊体験記)
http://zimbanet.jocv.net/05_what_zimbabwe/inflation.html
ハイパーインフレーションジンバブエでは、今年に入ってから高額紙幣をなんと8枚も発給しています。なぜそんなにたくさんの高額紙幣を発給しなければならないのか?それは、インフレの影響で高額紙幣の価値が時間と共にどんどん下がり、紙屑になってしまうからです』