ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

VN 指数、300ポイント復活。

あまり状況が変わったように思えないのですが、ベトナム株は力強く続伸です。全面高といっていい状況です。特にハノイ市場の活況が目につきます。政府の景気対策のニュースや、外国人が買いだしているのが安心感に繋がっているのでしょうか。私はこれまでに結構買ってしまっているので、残りの資金は大事に持っておきたいと思います。がまんです。


ベトナムの国際競争力について聞いた、ハーバード大学ポーター教授へのインタビューがベトナムの経済新聞に掲載されました。「上田義朗セミナー」ではその内容を紹介するとともに、上田先生の解説が書かれています。現在、(1)と(2)が掲載されています。インタビューでは、ベトナムが経済発展して行くためには、ベトナム国民の所得水準を上げなくてはならない。そのためには、より高い生産性を目指さなければならないとあります。


たしかに、その通りなのでしょうが、生産性向上の方法については、いろいろな選択肢がありそうです。上田先生は、今回の世界同時不況の発生源である「アメリカ式の経営」に対して検証が必要ではないかと語られています。そして、日本の「モノ作り」を中心にした「現場の理論」をアピールするチャンスであると提言されています。ベトナムには日本の企業がたくさん進出していますが、「現場の理論」はなかなか浸透していないようですね。しかし、アメリカ人ではすでに「ビッグ3」よりも北米トヨタ、北米ホンダを選択したように思えます。このことはベトナム人にどう受け止められるのでしょうね。(2)以降も注目です。


ベトナムの国際競争力を改善する:ポーター教授の提言(1)
http://ueda-seminar.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-4807-1.html
『米国ハーバード大学経営大学院のマイケル=E=ポーター教授が、本年12月初旬にベトナムを初めて訪問した。国際セミナー「ベトナムの国際競争力と競争優位性」の議長を務めるためである。ポーター教授に対するのインタビュー記事が、ベトナム唯一の経済専門英字新聞に掲載されている。ここでは、その内容を何回か連載して紹介する』
『これまでの米国の経営理論が優れているなら、自動車産業の「ビッグ3」は経営破綻しなかったのではないかという批判が可能である。今回の世界同時不況は「米国発」である。米国の経営理論の威信に対する疑問が提起されてもよい。この意味で、今こそ日本の「モノ作り」の思想や理論が世界から注目される好機である。日本にはポーター教授やコトラー教授のような「世界のスーパースター」はいないが、生産・販売などの現場における創意工夫で蓄積された「現場の理論」が存在している。この「現場の理論」をベトナムの現場に伝えることが、ベトナム経済の発展にとって最も有益であると私は思う』


12月15日(月)
ハノイ株式市場 110.30 +4.40(4.15%) 

 売買高938万700株/売買代金2336億1100万ドン

  3営業日続伸。上昇銘柄数は123、下落銘柄数は22。

ホーチミン株式市場 308.28 +8.74(2.92%) *VN-index

 売買高1030万1440株/売買代金2462億5200万ドン

 3営業日続伸。上昇銘柄数は139、下落銘柄数は15。海外投資家は買い越し。


ベトナム株情報
http://www.viet-kabu.com/news_d/economy/081215050428.html