ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ドバイ経済は活気を失っていない。

ベトナムについての最近の報道もそうですが、ドバイの方々もお怒りのようです。ブームを煽るだけ煽って、熱が冷めて来たら今度は叩きまくる。現地の状況とは切り離し、自分で考えた「見出し」を優先させているのでしょう。つまり、マスメディア全体がスポーツ新聞化してるってことなんでしょうね。


◉「ドバイ崩壊」報道に物申す 経済は活気を失ってはいない(内藤 美穂)
http://moneyzine.jp/article/detail/129197
『世界的な経済危機が深刻化する中で、ドバイも例外ではありません。不動産価格が下落し、不動産業の従業員が解雇されるなど、不動産市場は大きな影響を受けています。しかし、2年ほど前から不動産市場は高騰が続き、いつか調整が入ると言われており、かつての日本のバブル時のようにいつまでも上昇が続くと考えられていたのではなく、今回の急落は以前から予測されていたものです』
『昨年10月6日、高さ1,000メートルの「ナキール・タワー」の建設計画が発表されましたが、これは工事着工前の計画段階であり、今年1月に当プロジェクトを1年間延期すると伝えられました。日本でもたびたび建設の様子が放送されたドバイの超高層ビルブルジュ・ドバイ」は、昨年の9月2日に688メートルに達し、12月30日には780メートル、今年1月5日には818メートルになったと伝えられています。ブルジュ・ドバイの建設作業が遅れているのは事実ですが、これは世界金融危機によるものではなく、北京オリンピックで鉄鋼需要が逼迫し、建設に必要な資材が不足したことが主な要因です』
『ある番組でショッピング・モールがガラガラに空いている映像が流れましたが、ドバイでは昼間の暑さを避けて夕方から出掛ける習慣があり、また現地に住んでいる人は仕事が終わった後に外出することが多いため、朝や昼のショッピング・モールは比較的空いています。日本でも、平日の朝や昼にデパートへ行くと人が少なく落ち着いており、休日は混雑しているのが一般的です』


また、田原総一郎さんもドバイについて書かれていました。そして、「なぜマスコミはドバイの特別に暗いところばかり書くのか」と書かれています。本当に、なぜなんでしょうね?


◉不況の中、中東ドバイで感じたこと(田原総一朗
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090212/131507/?P=2
『今回約30年ぶりに訪れると、超高層ビルが立ち並び、活気にあふれ、「砂上の楼閣が崩壊」、「砂漠の蜃気楼は消滅した」などという情報は全くの誤りだということがわかった。(中略)ドバイではいろいろな人に会った。総領事館にも行ったし、東芝三井物産など、現地で働くトップの人たちにも会ってきた。なぜマスコミはドバイの特別に暗いところばかり書くのか。確かに不況だから失業者もいる。しかし、建物の建築が止まって放り出されているところなんてどこにもなく、「崩壊」といわれるほどの状況ではない。スローダウンしているだけなのだ』
『ドバイには、フリーゾーンという経済特区のエリアがあり、世界中から約6500社の企業が来ている。ドバイは何を目指しているのかというと、流通のハブを目指している。ドバイはアラビア半島の北東の端にあり、ヨーロッパと中東、アジア、アフリカをつなぐ、世界最大の経済圏の、流通の中核になろうとしているのだ』