ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ベトナム株はまだ強気転換できない。

踏み上げ太郎(広瀬隆雄さん)がベトナム株についてコメントされています。ブームが去った後、「ダメ」としか書いていないメディアが多い中で、踏み上げさんだけはその理由をしっかり書いておられます。ありがたいことです。がまんします! みなさんも、リンク先に行ってみてください。文章の一番下には過去に書かれた「ベトナムの経済」など、ためになる情報が沢山あります。


ベトナム株(外国株ひろば、広瀬隆雄)
http://gaikokukabuhiroba.blogspot.com/2009/02/blog-post_24.html
『先ず僕はベトナムという国は大好きです。フレンドリーなホーチミン・シティも悪くないですがスタイル・コンシャスなハノイが自分としては好みです。さて、大好きなベトナムなのですが、こと株に関しては余り良いことが書けませんでした。いや、正確には世界の新興国市場でも1、2を争う危険なマーケットだと常々考えてきました』
『しかしベトナム株はずいぶん下がりました。人気の離散とともにチャラチャラした投機的な資金も随分逃げてゆきました。あとひと息だと思います。でも僕は未だ強気転換はしません。ベトナム株には最後の辛い局面が待っていると考えています。その理由は上のグラフです。これは一部新興国の近年の信用成長を示したものです。カンタンな言い方をすれば経済の実態にかけ離れて、どれだけ乱脈な与信(=銀行の貸付)がなされたかを示しています。リストの上位に来るのは最近話題になることが多い中欧・東欧諸国なのですが、アジアからはベトナムだけが堂々第2位にランクインしているのがわかると思います』
中欧・東欧諸国の通貨危機がコンテージョンと言って他の新興国に「伝染」した場合、これらの理由からベトナムアジア諸国の中で唯一、投機筋のターゲットにされる危険性が残っているマーケットです。この「最後の揺さぶり」さえ受けてしまえば、投機熱はベトナムから一掃されてしまうでしょう。そこではじめてベトナムは下げ止まると考えています。 (買いのタイミングを待ち焦がれていた皆さんはもう少しの辛抱です。)但し最後の「壊れ」が来た後、ベトナム株が出直るには相当日柄がかかる気がします。慌てず鷹揚に出動すればOK』