このニュースを忘れていました。ベトナムで初めて石油精製所ができたというニュースです。ベトナムは資源が豊富にある国で、石油も産出しているのですが、石油精製所がないために一旦原油を輸出して、それと同時に国内で使用する石油製品を輸入しているのです。原油と石油製品では当然、石油製品の方が価格は高くなります。ですから、輸入するよりもはるかに多くの量の原油を輸出していました。しかし、ついに念願の石油精製所が完成したのです。でも、海外からの視線は冷たいようです（記事はベトナム人が書いているようですが）。よく聞く「人の言うことを聞かないベトナム人」が原因のようです。リンク先で見てください。原油の採掘所から1000キロ近く運搬って言うのは泣けてきますね。たしか、東京から京都まで高速で500キロくらいだったはず… クアンガイ省に田中角栄でもいたのかな？ まあ、日本なんて何ヶ月もかけて海外から原油を運んでますからね。それよりマシってことで。
◉ベトナム悲願の製油所開業 中部立地に疑問 外資撤退の中
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200902240020a.nwc
『ベトナム中部クアンガイ省ズンクアット湾岸で２２日、同国初の製油所が開業した。（中略）製油所は１日あたり１４万８０００バレルの処理能力を持ち、石油製品を国内市場に出荷する。ベトナム政府によると、国内の石油製品に対する需要は年間１０％から１３％の割合で伸びている。製油所は、これまで主にシンガポールからの輸入に依存していた石油製品のうち約３分の１を担うことになる』
◉ベトナムの石油事情、難題多し（08年３月26日）
http://www.hotnam.com/news/080326051521.html
『ベトナムの原油生産量は1日平均40万3,300バレル。東南アジア地域では、インドネシア、マレーシアに次ぐ水準だ。国内で使用される原油は20万バレル程度で、残りは輸出されている。（中略）ベトナム石油・ガスグループ(Petro Vietnam)の報告によると、国内で採掘できる原油の埋蔵量は最大で65億〜85億バレルで、現在の採掘速度からすれば、あと15年ほどで枯渇すると見られる』
『Dung Quat製油所が操業を始めれば状況は改善されるのか。ベトナムの油田は主に、東南部、トンキン湾、そして中部沿岸地域に集中しており、Dung Quat製油所まで1,000km近くの運搬が必要で、その後ようやく消費用として南部、北部にまわることになる。このことは、コストを高く押し上げることになるだろう』
３月３日（火）
◎ハノイ株式市場 81.76 -1.84（-2.20％）
売買高520万3100株／売買代金990億700万ドン
２営業日続落。上昇銘柄数は29、下落銘柄数は97。
◎ホーチミン株式市場 241.46 -6.20（-2.50％） ＊VN-index
売買高940万3480株／売買代金1543億3000万ドン
３営業日ぶりに反落。上昇銘柄数は49、下落銘柄数は98。海外投資家は売り越し。
主な上昇銘柄は、AGFアンザン省水産、BMIバオミン保険、CIIホーチミン市インフラ投資、GMD総合フォワーディング、ITAタンタオ工業団地、VIPベトナム石油運輸、などでした。
◉ベトナム株情報
http://www.viet-kabu.com/news_d/vietselect/090303044326.html
