ハノイの日本人

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ジャニコノ6. Hey! Say! JUMP『 Dreams Come True 』

昼間、南明奈の『 I Believe 〜夢を叶える魔法の言葉〜』について、感情的な文章を書きました。「夢は必ず叶う」という言葉にカッと来たんですよね。あまり見ないようにしてるんですけど、見ると確実に腹が立ちます。もちろん、アッキーナが悪いわけじゃないですよ。周りの詐欺師みたいなヤツら、、、まあ、いいや。この曲、光GENJI +『夢をかなえるゾウ』でしょ? バラエティで光GENJI のパロディみたいなことが行われるのは普通のことなんです。だから、そこには怒りを感じません。あれだけのブームを起こしたグループなんですから。でも、「夢は必ず叶う」みたいな軽いセリフは勘弁してもらいたい。Hey! Say! JUMPDreams Come True 』まで軽く聞こえそうだから。というわけで、今回の「ジャニコノ」は、Hey! Say! JUMPDreams Come True 』から「夢のような夢を見ましょう」です。



作詞は久保田洋司、作曲は馬飼野康二です。Hey! Say! JUMP の2ndシングルですよね。久保田洋司さんは、THE 東南西北というバンドで活動していたとき、松本隆が作詞した『内心、Thank You 』というヒットを放っています。ジャニーズでの代表作には、嵐『台風ジェネレーション』『 WISH 』、トラジ・ハイジファンタスティポ』などがあります。



Dreams Come True 』、、、これも訳せば「夢は叶う」です。だったらこれも『 I Believe 』と同じく軽い言葉なのでしょうか? もちろん、ジャニーズ作品では TV バラエティのような雑な仕事はしていません。最初に知念くんが「 ♪ We Can Dream 」と歌ってますよね? 「夢が叶う」の前段階から歌っているんです。「僕たちは夢を見ることができる」そんな感じでしょうか。「格差社会」という言葉もありますが、「夢を叶える」以前に「夢を見ること」が難しい時代です。なにかを思いついたとしても、すぐにどこからか「そんなことしてもムダだ」って声が届いてきますしね。だからこそ「夢のような夢を見ましょう」という言葉は必要なのです。それが美しく響いてくるわけです。ちょっと地味目の印象もある曲ですが「音楽の力で夢を見せて行こう」という宣言を、最初の2枚のシングルで表明したのだと思います。とてもいい曲だと思います。