ハノイの日本人

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ジャニコノ34. KinKi Kids『 硝子の少年 』

KinKi Kids のデビュー曲にして、KING of ガラスソング『硝子の少年』です。タイトルからして『硝子の少年』ですもんね。そしてさらに、光GENJIガラスの十代』を意識した曲でもあります。『硝子の少年』については以前にも何度か書いています。で、どのようなことを書いたか? 例えば、TOKIO は過去のジャニーズ作品にリスペクトを捧げて『 LOVE YOU ONLY 』を歌っていますよね(「オンリーユーソング」ですからね)。じゃあ、タイトルの意味がほとんど同じである『硝子の少年』も『ガラスの十代』へのオマージュとして存在しているのでしょうか? 



SMAP をなめんなよ! 第2回
http://d.hatena.ne.jp/wakita-A/20081116/1226829712
『「♪指に光る指輪 そんな小さな宝石で 未来ごと売り渡す君が哀しい〜(「硝子の少年」)」。「光る」=光GENJI 、「小さな宝石」=「Diamondハリケーン」、「君」=ジャニーズですw ほとんど、陰謀史観のように思われるかも知れません。でも、「硝子の少年」はKinki Kids のデビュー曲でありながら、少年の心が死んでしまったと書かれている曲なのです。Kids を名乗るグループのデビュー曲なのにです。そのことは、「STAY with me 硝子の少年時代の 破片が胸へと突き刺さる〜」の部分に顕著です。硝子は割れてしまったのです』


実は逆です。上の文章でも書いた通り、「ガラス」が「ダイヤモンド」に化けた「光GENJI バブル」への復讐(リベンジ)として書かれた作品になっているのです。ですから『硝子の少年』は『ガラスの十代』よりも 、SMAP が路線変更をした『心の鏡』に近い曲なのです。だからこの曲の中でもガラスを割りの儀式をやっています。「通過儀礼ソング」と呼びましょうか。松本隆としてはキンキのために書く最初で最後の「ガラスソング」として書いたはずです。そして、デビュー以降のキンキは大人への道を歩みはじめたのでした。(最近の松本隆作品ではオトナモード『雨色』が「ガラスソング」になっている。)


◉ ジャニコノ3. SMAP『心の鏡』
http://d.hatena.ne.jp/wakita-A/20090825/1251225977