ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

radiko は聴けない。

きょうから「東京・大阪のAM/FM 13局が3月15日からサイマル配信」ということで、噂の『 radiko 』に行ってみました。パソコンでラジオを聴けるサービスだそうです。ところが『サービス地域外のためラジオを聴くことができません』とだけ表示されました。寂しいです。電通の人が事情などを話されています。日本はなにをするにも時間がかかる国ですけど、もたもたしてるとラジオ局が潰れるんじゃないの?


radiko.jp
http://radiko.jp/
『パソコンがそのままラジオ受信機となる「IP(Internet Protocol)サイマルラジオ」(radiko)の実用化試験配信を開始することになりました。今回の試験配信は、独自コンテンツ、エリア制限なしという通常のインターネットラジオサービスとは異なり、在京民放ラジオ7局(TBSラジオ文化放送ニッポン放送ラジオNIKKEI、InterFM、TOKYO FMJ-WAVE)、在阪民放ラジオ6局(朝日放送毎日放送ラジオ大阪FM COCOLOFM802FM OSAKA)の地上波ラジオ放送をCMも含め、そのまま同時に放送エリアに準じた地域に配信するサイマルサービスです。配信エリアは在京7局が東京、神奈川、千葉、埼玉、在阪6局は大阪、京都、兵庫、奈良となっております。ネットワーク環境によってはエリア内でも聴取できない場合もありますのであらかじめご了承ください』


◉ラジオをほぼ100%サイマル配信する「radiko.jp」の挑戦
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100312_353896.html
編集部:今回の配信では、IPアドレスからアクセス元のエリアを判別し、放送エリア外からは配信ページにアクセスできないというエリア制限があります。これは何故ですか?
宮澤:ラジオ放送局さんは、放送免許に応じて、一定のエリアに向けてビジネスをするという形で、50年やってきています。それを壊して新しい事をやるためには、どんなメリットがあるかが重要になります。
 もともと、ラジオは凄くローカルなもので、地元の売り上げの比率が高いんですね。地元のクライアントから広告を出稿していただき、地元のリスナーにサービスを届ける。当然放送の中身も地元の情報です。それを外に出して行く事が、放送局のビジネスにとって重要か否かという判断になるのです。
 また、権利の問題もありますね。例えば、ここのエリアでしか実施していないキャンペーンの告知をラジオで行なう事は山ほどあります。このエリアに向けて番組をやるという前提でタレントやCM契約を結ぶ事も多い。僕ら(電通)のような代理店としても、エリアマーケティングのツールとしてラジオを活用するという仕事も日々やっています。エリア制限というハードルを超えるメリットが多ければ、将来的には超える事になっていくと思いますが、その必要が無ければそうはなりません。
 もちろん、リスナーからすると、全ての放送局がどこからでも聴けるのがネットの醍醐味だと思います。我々も将来的にはそうしていきたい。しかし、今、エリア制限をクリアしていく手間を考えると、超えなければならない問題が凄く多くて、サイマル配信実用化への道筋が立てずらくなってしまう。今、手をつけられる所からはじめようとすると、従来のエリア内で聴ける人にまず届ける、という形になるという事です。
編集部:エリア制限をクリアする事でサイマル配信の時期が遅れるよりも、ラジオ離れなどの問題もあり、“今始める事”が何より重要だったという事ですね。
宮澤:そのとおりです。