ハノイの日本人

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ジャニ友4月 ジャニーズ Jr. 黄金世代。前半

春ですねー。今回の「ジャニ友」は『ジャニーズ Jr. 黄金世代』を特集します。嵐、タッキー&翼、NEWS、関ジャニ∞KAT-TUN の中心メンバーがデビューする前、つまりジャニーズ Jr. のときから人気があったことは有名です。デビュー前に東京ドームでライブをするほどでした。なぜ、90年代後半に才能がジャニーズに集結したのか? そのあたりを今月は探って行きたいと思います。その前に、最近の出来事から。



——前回の2月以降いろいろなニュースがありましたね。O さん、なにが気になりましたか?
O さん:そりゃあ KAT-TUN が 赤西 抜きで国内&アジアツアーやることと、その 赤西 がまた1人でアメリカ行っちゃうことです。もちろん今度は留学ではなく仕事だけれど・・・もうすっかり KAT-TUN 熱が冷めてます。あきらめの境地です。それ以上何も言えませんよ。スポーツ紙見たときのショックといったら。


——先週のニュースです。ファンの方々は相当ショックを受けてられるみたいですね。これはもう 赤西仁 脱退ってことでいいのかな? だとしたら、私はこれが転機になるのと思うんです。正直、KAT-TUN は行き詰まっていたでしょう? これを機会に変化が現れるかもしれないですよ。
O さん:私は脱退とは思っていないけど、実質脱退なのかなとボンヤリ考えています。正直、かなり傷心しており整理がついていません。おっしゃるとおり、デビュー後くすぶっているので、再度の話題、カンフル剤にはなるのでしょう。でも仁が留学で抜けてから KAT-TUN はダメになったんですよ。


——いえ、カンフル剤という意味で言ったわけではありません。例えば、嵐 は最初から5人ですけど、SMAP は 森くんが抜けて5人になったでしょ。歌のバランスは悪くなりましたけど、見た目のバランスは5人の方が取りやすいんですよね。
O さん:うーん。KAT-TUN の場合、KA+トゥーンってことで、2トップ体制だったのが、結果的にダメになったのかなあ。同じグループにキムタク(トップ)は2人いらないですものね。SMAP も最初は中居+木村で、でも中居君が引いた感じありますからね。


——SMAP の2人はタイプがまったく違いますからね。それがパワーに繋がったとは言えるでしょう。で、私は勝手に KAT-TUN 再生計画を考えました! 今回の特集のために Oさんにも昔の映像を見てもらいましたけど、デビュー前の KAT-TUN の楽曲はもっとよかったですよね?
O さん:そうですよ。あの映像、赤亀のコンビネーションが最高だったときで、あの頃がグループとしても、曲も一番好きでした。『ハルカナ約束』とかね。初期の曲です。Aさんから送ってもらった映像よりは後になりますが、デビュー前の歌なら『 Le Ciel ~君の幸せ祈る言葉~』もいいです。



——中国の動画サイトにいろいろお宝があるんです。みなさんも探してみてください。で、今の KAT-TUN はやはり楽曲に魅力がない。それに尽きると思います。しかし、ジャニーさんはそんなこと当然わかってるんですよ。NYC boys 『 NYC 』でわざわざヒントまでだしてくれているんです。わかりますか?
O さん:楽曲はジャニーズアイドルとはいえ、本当に重要です。もうつくづく実感しますよ。『 NYC 』から見出せるヒントですか? 思いつかないです。初心に帰るということかな・・・教えてください。


——「ジャニコノ12」で書いたんですけど、シブがき隊です! NYC boys 『 NYC 』は森雪之丞さんリスペクトで制作されたという話を書きました。アレンジが『 Give Me Up 』から、歌詞がシブがき隊『NAI NAI 16』からなんです。以下を見てください。


◉ ジャニコノ12. シブがき隊『 NAI NAI 16 』
http://d.hatena.ne.jp/wakita-A/20090906/1252247430
『「 NAI NAI 16 」の作詞は森雪之丞、作曲は井上大輔です。あっ、なるほど! マイケル・フォーチュナティ「 Give Me Up 」をBabe というアイドルグループがカヴァーしていましたが、その日本語歌詞が雪之丞先生なんですよ! それでシブがき隊まで繋がるのか。ふーん、本当にパズルを解いてるようだ。というわけで、NYC boys『 NYC 』は「森雪之丞先生リスペクト!」がテーマだったようです。これは驚いた』


——KAT-TUN の6人はかっこいいでしょ? かっこいい男がかっこいい曲を歌っても、男は喜ばないですよ。ほとんど印象に残ってないですもん。その点シブがき隊は偉かった。バカな歌ばっかり歌っていましたからw モックンは今でもあんなにかっこいいのに、ジャニーズにいたときは酷い歌をたくさん歌っていたんです。そして、その歌はいまでも愛されています。じゃあ、そのシブがき隊から『処女的衝撃!』を聴いてください!



——ほらね、忘れられなくなるでしょ? 嵐だって最初は『 SUNRISE ニッポン』『感謝カンゲキ雨嵐』とかって シブがき隊 っぽいタイトルの曲を歌ってるじゃないですか。KAT-TUN に足りないのは シブがき隊 なんですよ。
Oさん:そうか、私はジャニーズ理解が足りてないかも。実は今日、妹から「 NYC の新曲ジャケット、完全にシブがき隊じゃん。boys 抜いて、完全に シブ にシフトするんだね〜」とメールがあったところです。


——本当だ! この赤、青、黄はシブがき隊ですねw NYC は3人ともがかっこいいですから、やはり「なにこれ?」って要素が必要なんですよ。今回は名曲『勇気100%』のカヴァーですね。4月7日発売。期待しましょう!


◉ 勇気100%/NYC 2010.04.07 Release
http://www.johnnys-net.jp/j/allrelease/allrelease.html


——さて、もうひとつの6人グループ V6 の解散話が『週刊文春』(2月18日号)で報じられました。まあ、真偽のほどはわからないわけですが。そして、続く3月にはその当事者である 森田剛上戸彩 のお泊まりスクープですね。これは小学館週刊女性セブン』(4月1日号)と。
Oさん:剛くんと 上戸彩 が続いていたことが驚きです。最初に話題になった頃は 上戸彩 がまだ子供で、まったく信じていなかっし、「剛くん何で?」と思ったけれど、今となっては「まあいいんじゃないの」と思います。いつの間にか 剛くんも30代だしw 


——「まあいいんじゃないの」どころではないですよ! 上戸彩 とラブラブなんて、うらやましい! 森田剛、見直したよ! 俺の分まで幸せにしてやってくれ…そんな感じです。
Oさん:えっ? 上戸彩 のことよく言う人に初めて会いました・・・別にジャニーズファン云々ではなく、男性でも「上戸彩 いいよねー」というのは周りにはいなかったから新鮮です。


——そりゃ、言いませんよ。女の人に 上戸彩 が好きだと言っても、悪く言われるだけですから。お父さんが犬でも、頭下げて結婚したいです。
O さん:本題に戻り、文春、新潮、現代、ポストクラスの週刊誌は、火のないところに煙は立たずといった感じで、誇張して記事にすることはあれど、ガセネタはありませんので、もしかしたら解散という芽はあったのかもしれないですよ。でもこの記事が出たことで、しばらくないでしょう。V6 は節目でいい宣伝になったし、これで良し。
その後、V6 解散の件が『週刊女性』にも出ていましたが、文春とはちょっと違う感じです。文春では、やめたいのは、森田、いのっち、岡田。『週刊女性』では、長野、いのっち、岡田。残りたいのは剛健、どっちでもいいのが坂本。で、今年の紅白が最後の舞台という説です。例年2組のジャニーズ枠ですが、昨年4組出たので、今年もねじ込むのは可能だとか。


——まあ、大手週刊誌にガセネタがないこともないですけど、今回の解散話はあったみたいですね。世代交代の余波は続きそうです。ただ、紅白の出場枠の話ですが、あれは NHK が始めたネット配信が有料で、ジャニーズのタレント使って稼ぎたいからでしょう。「ねじ込む」とか「ゴリ押し」とかメディアで書かれてますけど、一方的だなって思います。
さて、恒例の 森光子 情報ですが、体調を崩されたそうで『放浪記』は公演中止のようですね。さすがの森さんもついに限界でしょうか。お身体お大事に。代替公演はジャニーズが全面サポートするようです。それはいいとして、私、気になることがあるんです。先月、やっと『第60回紅白』を見ました。もう3ヶ月も経っていますがw 注目したのは 中村美津子河内おとこ節』です。見ましたか?
O さん:見たはずですけど、中村美津子 の記憶がありません。どんなところに注目したのでしょうか?


——なぜか TOKIO が一生懸命応援してたでしょ。「よっ! おみっちゃん!」とかってw 凄く引っかかったんですよ。前回に引き続きと言ってたので、しょうがないから『第59回紅白』も見ました。それでも、なぜ TOKIO が応援してるかわからなかったんです。たぶん、これは NHKジョークだと結論づけました。ほら、「みつこの応援」と言えばジャニーズでしょw さすがに SMAP にやらせることはできないので TOKIO さんお願いしますと。これ拾ってあげたの、私が初めてじゃないですか? どうだ!
O さん:おおーーーー。Aさんが初めてでしょう。それは気付かなかった。「みつこ」繋がりね。確かにやるなら TOKIO だっ!


——さて、「ジャニ友」4月の特集は『ジャニーズ Jr. 黄金世代』です。この言葉を聞いて誰を思い浮かべますか?
O さん:もちろん タッキー ですよ! それ以外考えられません。黄金世代だから、小原裕貴 のように事務所を辞めた子、色々あってw辞めさせられた子も含めて顔が思い浮かぶ子はたくさんいますけど、やっぱり タッキー が代表でしょう。


——そうですよね! 嵐、NEWS、関ジャニ∞KAT-TUN と『ジャニーズ Jr. 黄金世代』の中から生まれたグループがこれだけあっても、やっぱり当時の輝きの中心は 滝沢秀明 だったと断言できます。で、「なぜ 滝沢秀明 は大スターにならなかったのか?」。たぶん、ファンが集まったときに、一度は議題に上がったこのテーマ。みなさん、何時間でも話せるテーマだと思います。その核心に今回は迫れればと思います。
O さん:楽しみです! それは重要な問題ですからね。A さんと以前、この話題したことがありましたよね。私も タッキー はいつから、何が、どうやって曲がってしまったのか、妹とよく話しています。


——その大きなテーマを話す前に、、、この「黄金世代」という言葉はサッカーから持ってきました。最初に使われたのはポルトガルなんですけど、日本では1999年、ナイジェリアでのワールドユースで準優勝したときの選手をこのように呼んでいます。具体的には、稲本、小野、高原、遠藤保仁中田浩二など、ワールドカップでも活躍した選手たちです(遠藤は出場経験なし)。また、一つ前の世代も、中田英寿、松田、宮本ツネ様中村俊輔、柳沢と凄いメンバーです。なぜ突然、この2つの世代に優秀な選手がたくさん出現したかわかりますか?
O さん:うーん。「サッカー黄金世代」の人達が中高生時代にJリーグが発足していると思うんですけど、サッカーもプロ化したことで将来プロ選手として活躍するという目標ができたから? それともドーハの悲劇もしかしたら少しは世界に手が届くと思ったから? はたまた カズ や 井原に刺激されたから?



——1993年のリーグが発足とドーハの悲劇のときには、1979年生まれの「黄金世代」は14歳ですから、既に彼らは才能を開花させているんです。O さんは一緒に南アフリカに行くんですから、サッカーの勉強もしておきましょう! 2002年、日本にワールドカップを誘致するためにお金をかけて選手を育てたという理由もあるんです。海外で試合をさせたりね。ですが、才能のある選手がいればこそ経験を積ませることで結果も出せたわけです。じゃあ、なぜ優秀な人材が野球など他のスポーツではなくサッカーを選んでくれたか? 答えは『キャプテン翼』のブームがあったからなんです。川口能活中田英寿も『キャプテン翼』の影響で小学生からサッカーを始めています。この世代から後ろはみんな『キャプテン翼』ブームの影響を受けているんですよ。83年のテレビアニメ放映以降、サッカー人口が急激に増え、その追い風で10年後の93年『 J リーグ』がスタートしてるんです。
O さん:ほほ〜『キャプテン翼』ですね! テレビアニメ放映は83年とは意外と遅いですね。当時、私は中1ですけど、サッカーのルールは翼くんでマスターしたので、小学生の頃からテレビでやっていたと記憶違いしていました。そういえば日本では FW より MF のほうが人気あるのは、翼くんが MF だからと聞いたことがあります。それくらい子供のプレイヤーに与える影響が大きかったということですよね。



——はい。マンガやアニメの影響はバカにできないんです。マンガの連載は81年から始まっていますから、男の子たちは『週刊ジャンプ』で読んでいたと思いますよ。カズやゴンの時代までは FW が人気だったわけです。カズはブラジルでは MF だったんですけど、J リーグでわかりやすくスターになるため FW に変更しています。大人の世代では目立つ FW が人気だったんです。でも、『キャプテン翼世代』は FW をコントロールする司令塔か若林くんのゴールキーパーをやりたがったんです。
O さん:そうです。アニメ放映前の私の小学生時代。クラスの男子は半分が野球、残り半分がサッカー少年でした。サッカーやってる子は、FW目指していましたし、結構目立つ子(しかも名前は若林w )がキーパーやってましたよ。
で、海外選手、ジダンなんかも『キャプテン翼』の影響を受けたと聞いたことがあります。


——2006年、サッカーファンが楽しみにしていたワールドカップ・ドイツ大会がありました。「黄金世代」が年齢的にピークを迎え、史上最強の日本代表が「世界をアッと言わせるだろう」とファンが期待していた大会だったんです。ところがオーストラリアに残り10分で3ゴールされての逆転負け。もう歩けないくらいのショックを私は受けました。ジーコの采配ミスとジーコを独断で選んだ川淵三郎会長の監督人選ミス。いろいろ学んだ前回大会でした、、、、
O さん:そうか、そういう理由があったのか。wakita-A さんが当時受けていたショックがこの一文で全てわかりました。謎がとけた!です。余談ですが、『キャプテン翼』連載当時は西ドイツチームでしたよね。強かったんだよなあ・・・


——今年は南アフリカでワールドカップがあります。今回は期待していませんから、3連敗してもそれほどショックも受けないでしょう!
さて、本題の『ジャニーズJr. 黄金世代』です。こちらは 嵐 を筆頭に見事スター誕生となりました。でもなぜ、ジャニーズ事務所に突然、スターになる逸材がたくさん出現したのか? そのあたりからスタートしましょう。なぜだと思いますか?
O さん:私の考えはこうです。『ジャニーズJr. 黄金世代』は90年代後半が活躍の頃です。当時は、人気の出始めた SMAP はじめ、V6 やキンキがデビューするなど、ジャニーズのデビュー組がうじゃうじゃ活躍していました(バンド形式の TOKIO はここでは除く)。するとバックで踊る機会も多く、テレビでのJr. の露出も多くなりました。あとはドームやアリーナなどコンサート会場の大型化で、舞台装置が大きくなり、さらには先に述べた複数のデビュー組が活躍しているという状況もあって、バックで踊るJr.も増やす方向になり、それで質の高い子が入所してきた、というものです。どうでしょうか?



——では、このデータを見てください。『 Wikipedia 』を見ながら作ってみました。これは人気どころのメンバーが事務所に入所した年です。カッコ内はそのときの年齢です。他にもたくさんメンバーはいたんですけど、まあ、こんなもんで許してください。


● 1991年:小原裕貴(10歳)
● 1992年:秋山 純(12歳)
● 1993年:成功者いない?
● 1994年:大野智(13歳)/町田慎吾/(13歳)/屋良朝幸(11歳)
● 1995年:滝沢秀明(13歳)/今井翼(13歳)/櫻井翔(13歳)/米花剛史(13歳)
● 1996年:生田斗真(11歳)/山下智久(11歳)/相葉雅紀(13歳)/二宮和也(13歳)/松本潤(12歳)/渋谷すばる(15歳)/丸山隆平(12歳)/横山裕(15歳)/村上信五(14歳)/
● 1997年:風間俊介(13歳)/錦戸亮(12歳)/安田章大(13歳)/大倉忠義(12歳)
● 1998年:長谷川純(12歳)/田中聖(12歳)/上田竜也(14歳)/亀梨和也(12歳)/赤西仁(14歳)/中丸雄一(15歳)/増田貴久(12歳)
● 1999年:田口淳之介(13歳)/加藤成亮(12歳)/内博貴(12歳)
● 2000年:ジミーMackey(12歳)
● 2001年:小山慶一郎(16歳)
● 2003年:手越祐也(15歳)


O さん:Wiki が一番信頼できそうなデータのようです。いくつかウェブで調べましたが、バラバラです。


——みなさんも間違えがあれば教えてください。これを見てなにか気づきませんか?
O さん:V6 としてデビューしてしまったので、Jr.黄金世代 には入らないですが、93年は 三宅健 という説もあります。ただ私の記憶では、もうちょい前だったような。『ジャニーズJr.名鑑』が手元になく、公式データを調べることができません。すみません。気づくのは・・・皆、中1前後で入所しているということでしょうか?


——中学に入る前後が多いようですね。うん、たしかに 森田剛三宅健 は 93年に入れていいですね。私が気づいて欲しかったのは、96年に入った人数が多いことです。まあ、95年からと言ってもいいでしょうけど。この年から、一人でもスターになれる逸材が次々に入ってきます。ジャニーズにとっての才能は「顔」でしょう。女子は「ステージ経験」よりも「顔」の方が重要じゃないですか? 顔のいい男子がステージに立って成長することは意味がありますが、そうでなければ関係ないでしょ?
O さん:その通りです。人間“顔”だと思います。


——それは言い過ぎ! えっと、『ジャニーズJr. 黄金世代』は才能を持った少年たちが次々とジャニーズ事務所に入ったということなんです。じゃあ、なぜ彼らは『ジュノンなんとかボーイズ』ではなく、ジャニーズ事務所に集まってきたのか? もちろん、『キャプテン翼』に匹敵するヒーロー 木村拓哉 がいたからでしょう!



1994年 TOKIO『 LOVE YOU ONLY 』でCDデビュー(9月)
     木村拓哉、雑誌『anan』の好きな男ランキングで1位を獲得。
1995年 V6『 MUSIC FOR THE PEOPLE 』でCDデビュー(11月)
1996年 SMAP 出演のバラエティ番組『SMAP×SMAP』スタート(4月)
     木村拓哉 初主演ドラマ『ロングバケーション』(4月)
SMAP23枚目のシングル『 SHAKE 』がミリオンセラー(11月)


O さん:キムタクに憧れてジャニーズに? まさに96年入所の 相葉ちゃんは、方々で事務所に入ったのは「『アイラブ SMAP 』でSMAP がスリーオンスリーをやっているのを見て、ジャニーズに入り SMAP と一緒にバスケしたかったから」と言っていますね。相葉ちゃん発言がそれを象徴しているのかな。


——ジャニーズに入る「きっかけ」はそれぞれだと思うんです。でね、さっきのシブがき隊の話にも繋がるんですが、80年代、男子にとってジャニーズって恥ずかしいものだったでしょ? 昔はバカにされてましたよね?
O さん:はい、その通りです。正直、女子でもさすがに高校生にもなれば堂々と「ジャニーズ好きです♡」とは言えませんでした。


——それがいつ変わったか?ってことです。SMAP がブレイクしてからですよね。そして、その中心は 木村拓哉 ですよ。80年代にはジャニーズのタレントのマネをして、服買ったり時計買ったりするヤツなんていなかったですよ。それがジャニーズに「才能」が集まった理由です。
Oさん:確かに!! 私が衝撃を受けたのは、まさに96年前後、若い男の子が友達同士の会話で、「俺、今日の夜テレビ見なきゃ。キムタクのドラマやるじゃん。カッコいいよね」と電車の中で発した言葉でした。世の中変わったなあと、その中高生(?)集団を横目で見ながら、心底思ったものです。


——だから 80年代には「ジャニーズに入ってみたいな」と思っても、中学生心としては「でも、恥ずかしいな」ってのがあったと思うんです。でも、木村拓哉 の登場で世間の目は変わりました。男目線でも「ジャニーズ、悪くないんじゃない?」となったわけです。これは大きな変化ですよ。東京のおしゃれな子たちも入るようになったと。
O さん:当の 木村拓哉 が東京のおしゃれな子ではなかったけれどw、木村拓哉 のおかげでジャニーズ全体の地位向上となったというわけですね。そうかもなあ。それまではジャニーズタレントに憧れる、一般男子はほぼ皆無でしたものね。すごいなあ、キムタク。だからJr.黄金世代が形成され、今に至る・・・というわけですか?


——いや、皆無ではないですよ。憧れてた子はもちろんいたと思います。でも、思ってても言えなかったんですよ。私の場合は、91年の 紅白で 稲垣吾郎 を見て「ジャニーズに入りたかった!」と気づいたんですけど。とにかく、最近 嵐 と SMAP を比べてごちゃごちゃ言ってるメディアのヤツらがいるでしょ? SMAP を悪く言うなんて間違ってるんですよ。まったく、わかってないんだよ!(つづく)