ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ジャニ友7月 ワールドカップに行って来た。後半

少し時間がかかりました。「ジャニ友7月」の後半です。前半は O さんのワールドカップ初体験でお送りしました。後半はいつも通り ジャニーズの近況について話します。


——さて「ジャニ友」本来のテーマ、ジャニーズについて語りましょう。
O さん:前回の「ジャニ友」の後、A さんは色々書かれていますね。その中で最近も書いているけど、Kis-My-Ft2 についてはかなり熱心な感じです。何が気になりますか?



——こんなことを言うとコアなファンの人たちに怒られそうですけど「いかがわしさ」があるところです。80年代のジャニーズにあった「いかがわしさ」は、SMAP 以降失われてきたと思うんです。お茶の間にだしても大丈夫なジャニーズって方向で。この感じ伝わりますかね? 娘が 嵐 に熱狂しているのを見て「好青年だね!」と言ってあげられる父親も、キスマイに熱狂してるのを見たら なにか嫌な物を感じると思うんですw 
O さん:ああ、何かわかる。いつのまにかジャニーズは国民的アイドルとして扱われていますが、A さんが既にご指摘のとおり、SMAP 以前は「ジャニーズのこと好き」って、あんまり大きい声では言えなかった。余談ですが、私の父はさすがジャニ好き姉妹の父って感じで、先日、「『ハンチョウ』ってドラマのゲストに岡本健一が出るよ〜」と言ってきましたw そんな60代はあんまりいないなあと笑ってしまいました。


——キスマイのメンバーに似たホストってたくさんいそうじゃないですか? 私は キスマイ のメンバーがそのままホストクラブにいてもおかしくないと思ったんですけど。
O さん:そうですね、皆がイメージするホストの雰囲気を持っています。でもこれはキスマイだけでなく21世紀以降のジャニーズに共通するような・・・若者のファッションということですかね。


——いや、それは私が言っていることと違う話です。嵐 や NEWS と違う雰囲気「お水くささ」を持っていると思うんです。そして、その「お水くささ」に私は魅かれてるんですよ。「純朴な好青年です!」がギャグになる感じです。たぶん、いまの若い人たちにとってもホストってマイナスイメージがないと思うんです。そういうことも強く感じます。
O さん:そして肝心なこと、今年誰かデビューするかも・・・との A さんの予言が現実化しそうです。ジャニーズは夏〜秋に正式デビューするグループが多いので、こんなことを言っているうちに、ドワンゴの配信状況がよかったから、デビュー決定!!なんてバラエティ番組のようなことも起こるかもしれません。


——そうですよね。4月の「ジャニ友」で「来年、再来年もグループがデビューするかもしれない」と言いました。キスマイについては、私は モーニング娘。のデビューを思い出していました。テレビ番組のオーディションで落選したメンバーの中からグループを結成しています。
O さん:キスマイとモーニング娘。のデビューとの関連性が想像できないんですけど・・・A さんは何故、それを思い出したのでしょうか?


——だから、80年代生まれのグループ 嵐、タッキー&翼、NEWS、関ジャニ∞KAT-TUN でデビューできなかったメンバーと、90年代生まれの最初のグループ Hey! Say! JUMP に選ばれなかったメンバーを集めて Kis-My-Ft2 は結成されているでしょう? 敗者復活戦ですよね? それをバラエティのようにデビューまでの過程を番組にするのではなく 歌にしている。メンバーとファンの関係が濃密です。
O さん:そういう意味ですか。確かに キスマイ には、NEWS や Hey! Say! JUMP のメンバーと同じユニットにいて同じような活動をしてきたのに、それに選ばれなかった子もいます。そういう意味では一度負けているのでしょう。しかしキスマイの結成は Hey! Say! JUMP より先だから、モーニング娘。のケースとはどうも結びつかないです。ジャニーズの場合は生き残った子がデビューするというイメージだけど、これって敗者復活の裏返しなのでしょうか?


——そうですね、結成は先ですね。でも『 Kis-My-Calling!! 』は自分たちの「デビュー」を「奇跡」として描いた歌詞になっています。例えば、今回のサッカーがそうでしたけど、4連敗してワールドカップに入り、その後快進撃という素晴らしい物語でした。「もうダメかもしれない!」ってとこから這い上がるのは、めちゃ盛り上がるんですよ!
ついでに余計なことも言っておくと、モーニング娘。後藤真希 が加入して完成したと思うんです。だから、いま キスマイ のメンバーは考えてると思うんですよ。「オレだけデビューできなかったら嫌だな…」って。だから周りを見回して「米花さんは Y だな…」とか。でも「 Kis-My-Ft 21 」でもいいですよね? だったら、ジャニーさんがスカウトしてきたタレントに「市川」とか名付ければオッケーなんです。まあ、誰もそこまで心配してないかもしれないですけどw
O さん:それはあるかもしれないですよ。グループを発展解消、進化させるというのはジャニーズでは繰り返されてきているから。実際、デビューしたわけじゃないけど、長年活躍してきた ABC が ABC-Z になっちゃった。今年25歳になる 北山くん は アイドルとしては もういい年です。彼は大学に通っていたので、別の道に進むこともちゃんと考えているのかなあなんて、大学入学が話題になったときに思いました。でも卒業して、そして今でもジャニーズ続けています。デビューさせてもらえるのかなあ。正直、Hey! Say! JUMP より後に、年齢の高いジュニアがデビューするのは変かなって気がしますけど・・・


——それを逆手に取って「神様 女神様 チャンスをください!」って歌ってるとこがまたいいんですよ。北山くんを外したら不買運動が起こるんじゃないですか? でもなあ、ドワンゴ みんなが待ちに待っていた JUMP のファーストアルバムとぶつけることもないのにな、、、
O さん:キスマイ は KAT-TUN のバックにずっとついていたので、昔から見ています。でも惹かれないんだなw KAT-TUN のお古(?)の衣装を着て頑張っていたのは認めます。


——バックで踊るのと、自分たちのライブをするのでは全く違うと思いますよ。一応、私が好きなキスマイの曲 ベスト3をあげときます。『 Kis-My-Calling!! 』『祈り』『雨』です。『雨』も名曲ですよ。指と言えば Hey! Say! JUMP ですが、キスマイ も負けてませんw 地面を打つとこ サイコー!!



O さん:それより KAT-TUN ですよ。A さんは 仁抜きの5人の彼らと楽曲を評価しています。私は妙に仲良くなって爽やかに変貌した5人の KAT-TUN はしっくりきません。1−3月クールの亀主演ドラマ『ヤマトナデシコ七変化』も初回をちょこっと見てやめました。内くんが出るから・・・って期待したけど、イマイチ。ストーリーに入り込めなかったのです。でも、ここでもまた A さんは面白かったと言っていました。


——面白かったですよ。大政絢 は素晴らしかった。ドラマを引張ってましたよ。まあ、ドラマのターゲットは自意識に悩む年齢、中高生でしょうから、私もストーリーに入り込んで見たわけじゃないですけどね。スナコ の活躍をもう一度見たいです。
それに KAT-TUN が方向転換したのは6人のときの『君が嫌いな君が好き』からです。『ヤマトナデシコ七変化』の主題歌です。恐らく、このときには5人になることが決まっていたと思うんですけど、そこにあえて一番売れる王道の歌詞を持って来た。「そのままの君が好き」というテーマです。それに 嵐 『 STEP AND GO 』『 Believe 』などで評価の高い 吉岡たく が編曲しています。これは売れます。



O さん:あのときから「王道」を意識して、5人になることの準備をしていたということですね。ふうむ・・・5人になるならグループ名変えてほしいなあ。別に A が抜けるからネーミングが成り立たないとかではなく、イメージチェンジのためにです。それならまったく違う5人のグループとして見ていけるような気がする・・・


——うーん、それは 赤西ファンとそれ以外のファンで意見が分かれるところでしょうね。あと、『君が嫌いな君が好き』の初回限定版では「1」が亀梨ソロ、「2」が赤西ソロで、どちらが売れるか注目してたファンも多かったようです。まあ、その結果で 赤西 が抜けたとは思いませんが。
O さん:一方で『ヤマトナデシコ七変化』と同時期にやっていた 嵐 の櫻井翔くん主演ドラマ『特上カバチ!!』は、私には面白かったんだよなあ。最終回の堀北とのキスシーンはいらないけど(あの手のストーリーに恋愛絡めなくてよし!)自宅の近くでロケをしていたこともあって毎週楽しみに見てました。恋愛ものでないところがまず合格点。そして小市民的な私は、ドラマの中でのちょっとしたトラブルについて、好青年な翔くんが法の解釈をしてくれるところに「うんうんっ」とか、「えーどうなるの?」とか入っていったわけです。ゆとり批判の件はここでは触れませんが、翔くんのプロフィールってドラマ見ているほとんどの人が知っているはずで、それでドラマの中で「ゆとり批判の対象」みたいに扱われたのは気の毒というか、若干無理があったかな。とはいえ、私はあの役柄と翔くんのキャラが合っていたと思います。だから自然にストーリーに入っていけました。あっあとところどころ大げさなところや寸劇風な芝居が挟まる手法、意外と好きです。


——コントが挟まるドラマは TBS がお得意ですよね。あまり成功していたようには見えませんでした。あれ途中からなくなりませんでしたか?
O さん:最終回に向けて、だんだんと内容がシリアスになっていったのでコント風の場面はなくなったかも。A さんと意見が一致したなあというのは、堀北のタバコシーンです。そんなことまでしないといけないの???と心配になりましたw


——タバコは、、、キスの代償かもしれませんw 



O さん:紳介への嫌がらせ・・・なんて A さんブログに書いてましたね。確かにね・・・ 


——あのドラマは紳介への嫌がらせ以外 なにもないですよ。『行列のできる法律相談所』にぶつけたんでしょ。だから、クイズ挟んだりして。それがストーリー展開の邪魔にもなっていたし。まあ、紳介がしょうもないグループを次々にデビューさせて、それがことごとくジャニーズの「まがい物」という。敵ですよ! クオリティの違いを見せてやらないと。紳介は関西で活動していたときから、「権威に歯向かう」というのをテーマにしていました。当時、関西芸能界で力を持っていた 桂三枝 に対する嫌がらせで、三枝 の売りであった「創作落語」に紳介が挑戦するというのもありました。
O さん:Aさんが書いていたようにクオリティの違いを見せつけてやりたかったものの、視聴率では残念な結果になったようです。


——ドラマがダメだったことと、紳介がパロディの対象にしているジャニーズの楽曲のクオリティとは関係ないですよ。『 Kis-My-Calling!! 』を見ればクオリティの差は一目瞭然じゃないですか。
O さん:ところで紳介が落語ですか? それも「創作落語」?


——一時期やってるんですよ。創作落語は、ひとりでやる漫才みたいな感じで、落語でありながら現代風のストーリーを語って行くものです。紳介がそれをやると言ったとき、そのジャンルで人気だった桂三枝は嫌だったと思いますよ。でもね、いまや島田紳介こそが芸能界での「権威」です。若手が震え上がるくらいの大物です。なのにジャニーズを低いレベルでパロディ化する。それは紳介自身の表現が貧しいことを証明しています。



O さん:ではドラマの話で、7/5に キムタク にキズをつけたであろう視聴率だったドラマ『月の恋人』が終わりました。松田翔太 の使い方が、香取慎吾竹内結子 の『薔薇のない花屋』(2008年1-3月放送 月9)を彷彿とさせました。太鼓もちっていうか、横槍入れるっていうか、松田翔太 はそんな役回りがばっかりになっちゃうのかなあ。案外主役よりいいかもと思いました。


——視聴率については、ワールドカップ期間だからしょうがないですよ。20代、30代男子の半分はサッカーに熱狂しています。深夜にも試合があるので、夜9時は寝る時間です。恋愛なんて 頭のどこにもないですよw でも『月の恋人』はまだ見ていないので、感想はまた今度。
O さん:『月の恋人』を記念して? A さんは『ロングバケーション』を見たんですよね? 『のだめ』と『ロンバケ』を結びつけた A さんの発想すごいなと思ったんですけど、『月の恋人』にも行きつけの中華料理屋出てきてましたよ。『ロンバケ』がもはや古典と化しているのは間違いないようです。といっても私、『ロンバケ』見てないから何とも言えないな・・・



——誰も『のだめカンタービレ』が『ロングバケーション』を基にしてると指摘してないですよね? ネットで探してもでてこなかったし。もちろん、フジテレビは気づいているでしょうけど。『のだめ』ファンはもちろん、山下智久ファンの方もぜひ『ロンバケ』を見てください。いろいろ発見がありますよ。関係ないですけど、『のだめ』の作者 二ノ宮知子さんは大のサッカー好きなんですよ。
Oさん: A さんは W杯開催の南アフリカの前後、バンコクに立ち寄っていましたね。KAT-TUNバンコク公演がなくなってしまったのは残念でしたね。A さんは去年のライブ DVD を見ていますね。あれは私が記念すべき一番前で見たライブでした。まとまりないと思ったのは一番前でステージ全景見えていないからだと思っていたのだけれど、どうもそうじゃなかったみたいですね。ちなみに亀のソロ『 1581 』はハノイのジャニ友、リンちゃんが好きだと言っていました!


——『 Break the Records 』のライブ。『 1581 』は凄いですよ。なにが凄いかよくわからないけどw とにかく凄い。まあ、ライブ自体にまとまりがなかったのは事実だと思います。でも、今回は違うでしょう。グループが変化してるときが一番おもしろいはずです。それはメンバーが真剣にライブに取り組んでいる時期だからです。
O さんから KAT-TUN のアルバム『 NO MORE PAIN 』を送ってもらいました。シングル以外では『 FARAWAY 』『 SWEET(亀梨ソロ)』がよかったです。『 FARAWAY 』での田口くんは存在感がありました。でも、他はまだまだかな。コアなファンの人にはすぐわかるのかもしれないですけど、私には誰の声かわからないときが多いです。
Oさん:では Aさんもようやく KAT-TUN に興味を持ってくれたようなので、アルバムを聞きこんで5人の声を判別してください!


——というと、O さんは判別がつくんですか? 
O さん:もちろんですよ!


——そうですか。じゃあ、本人たちがそのままでいいと考えてもしょうがないかもな。他にも CD を送ってもらっているので、どこかで感想を書きます。