ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ベトナム株、大幅反発。

本日はサッカー日本代表チェコ戦ということで、早めに書きます。きょうのベトナム株は全面高ですね。「政府がベトナム国家銀行(中央銀行)に対して、建設省及び財政省と協議した上で6月末までに株式市場と不動産市場の安定化策を提出するよう要求したことが材料視された」と『ベトナム株情報』は伝えています。「株式市場と不動産市場の安定化策」ってどういう意味なのでしょう? 政府が価格を維持してくれるのかな? 先週の急騰もこれを見越してのことだったのだろうか? ま、そのわりには商いは増えて来ないのですが。 


また、世銀は今月でインフレのピークは過ぎると言っています。下の記事に出て来る『議決第11号』が施行されたのが2月だったので、効果が現れる半年後の7月は下がるということなんでしょう。私もそう思います。ただ、そこで引締め政策が終了するわけではありません。「議決第11号を堅持していくべき」と書いてあるように、継続しないといけないわけです。これは上の「安定化策」と矛盾するのかしないのか? ま、気長に行きます。


世界銀行、インフレ上昇率のピークは6月と予想
http://www.viet-jo.com/news/economy/110603053045.html
世界銀行の経済アナリストは、「ベトナム政府は、インフレ上昇率を1桁台に抑制、非公式市場と公式市場の対ドル為替レートにおける乖離の撲滅、外貨準備率の引き上げ——この3つの目標を達成するため議決第11号を堅持していくべき」とし、「目標を1つでも達成することが出来れば、マクロ経済は安定的な動きを見せるようになるだろう」との楽観的な見方を示した。(中略)インフレ上昇率のピークは6月に到来し、上昇率は22%に達すると見ている。ただし、その後は上昇率が減速していき、12月には15%まで低下すると見ている』


ネットメディアではすでに語られていたことですが、政府がついに 福島第一原発の「メルトスルー」の可能性を IAEA への報告書で認めたようです。テレビや新聞が認めたがらなかった「メルトダウン」どころではなかったわけです。報告書には「国民の安全を確保する責任が不明確だった」という文章もあったようです。確かに、誰も責任を取る気配がないですもんね。次々に表出する原発制御不能の恐怖。さすがに推進はもう無理でしょう。


◉核燃料、圧力容器貫通の可能性…政府が報告へ
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110607-OYT1T00646.htm?from=top
東京電力福島第一原子力発電所の事故について、政府が国際原子力機関IAEA)に提出する報告書の全容が7日明らかになった。報告書は、破損した1〜3号機の原子炉圧力容器の底部から溶融した核燃料が漏れ出し、格納容器内に堆積している可能性を指摘した。格納容器まで溶けた核燃料が落下する現象は「メルトスルー」(原子炉貫通)と呼ばれ、「メルトダウン」(炉心溶融)を上回る最悪の事象。これまで圧力容器底部で、制御棒の貫通部などが破損し、高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏出したことは明らかになっていたが、政府が公式にメルトスルーの可能性を認めたのは初めて。また報告書は、原子力安全規制の行政組織が縦割りで、国民の安全を確保する責任が不明確だったと認め、原子力安全・保安院経済産業省から独立させ、原子力安全委員会なども含めて、体制を抜本的に見直す方針なども打ち出した』


6月7日(火)
ハノイ株式市場 76.09 +2.49(3.38%) 

  売買高3799万3800株/売買代金4343億5400万ドン

  3営業日ぶりに反発。上昇銘柄数は260、下落銘柄数62。

ホーチミン株式市場 443.68 +9.87(2.28%) *VN-index

 売買高2965万5170株/売買代金5327億6900万ドン

 3営業日ぶりに反発。上昇銘柄数は221、下落銘柄数は38。海外投資家は買い越し。


◉政府の証券市場安定化策を材料視、幅広い銘柄に買いが集まりインデックスはともに反発(ベトナム株情報)
http://www.viet-kabu.com/news_d/general/110607020754.html
ホーチミン証券取引所は前日比大幅高で寄り付く。第2節に入っても幅広い銘柄に買いが集まり上げ幅を拡大していくが、VNインデックスが450ポイントに迫ると利益確定などの売りに押し込まれ、その後は445ポイント付近での緩やかな揉みあいを続けた。第3節では大きな動きはなかったものの、前日比プラスで取引が終了した。政府がベトナム国家銀行(中央銀行)に対して、建設省及び財政省と協議した上で6月末までに株式市場と不動産市場の安定化策を提出するよう要求したことが材料視された』