ハノイの日本人

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新生 NEWS と 山下智久、勝ったのはどっち?

こういう図式で語るのもどうかと思ったのですが、いろいろ書き易いのでこのタイトルにしてみました。同じ7月に出た NEWS のシングル『チャンカパーナ』と 山下智久のアルバム『エロ』の感想を書いておきます。世間一般にはと言うか、数字的には、4人になった 新生NEWS『チャンカパーナ』の圧勝だったわけです。山下智久のシングル『 LOVE CHASE 』に至っては、ニセ山P に敗れたとネットでも話題になりました。しかし、新生NEWS VS 山下智久という話は、そう単純でもないと思うんですよ。



私も 新生NEWS『チャンカパーナ』に期待していました。しかし、聴いたところ、ちょっと肩透かしをくらったような印象を受けました。悪くないんですけど、それほど印象にも残らない曲って感じで。まず、聴く前の私としては、NEWS『星をめざして』クラスの素晴らしい曲を!って期待があったわけです。


  ♪ 一度死んで また生き返る そんな魔法をかえられていた


この曲は未成年飲酒問題などで活動休止していた NEWS が、2007年3月に発売した休止明け第一弾シングルです。活動休止を「魔法」と言い換えた歌詞には誰もが度肝を抜かれました。作詞は直木賞作家の なかにし礼さん。それがあるので、新生NEWS の第一弾シングルにも期待が高まっていたのです。こういうインパクトが欲しかった。しかし、、、



チャンカパーナ』は同じく なかにし礼さん作詞、TOKIO『 AMBITIOUS JAPAN! 』(2003年)を意識した作品でした。『 AMBITIOUS JAPAN! 』は JR東海主導で作られた曲です。新幹線内でもこのメロディを聴く事ができましたよね。作曲は 筒美京平さんです。そして、歌詞の内容ですが、草食系と呼ばれることもある現代の男子に対して、なかにし礼さんが喝を入れているんです。


  ♪ 抱きたくて抱きたくて たまらないから旅に出た
    抱きたい人は君だけど 君なんだけどそれだけじゃない


浮気しろ。若者よ女を抱けと言ってるんですよw この歌詞の後ろで、輝く夜明けを抱きしめたいとか、一応は言ってるんですけど、そんな言い訳 誰が信じられますか? 基本的に なかにし礼さんはエロ系の歌詞も多い人なんで、間違いないと思います。そう、NEWS の7月対決、お題が「エロ」だったんですよ。両方行きずりの恋ってヤツですね。


チャンカパーナ』は なかにし礼さんの教えを体現した歌詞になっています。旅に出てセックスをする。『星をめざして』ではなく『 AMBITIOUS JAPAN! 』をベースにしたのです。しかし、ここで気になる事があります。ここでは長距離バスを使っていますよね? 長距離バスの料金は新幹線のぞみの3分の1ほどです。このことに意味がなかったらいいのですが。。。 新生NEWS には 山下くんがいた頃ほど、お金をかけていないのではないか? そんな疑惑が持ち上がるのです。まさか、3分の1ってことはないよね?


もう一方、山下智久のアルバム『エロ』思ったより全然よかったです。肩の力もだいぶ抜けた感じで、歌が聴き易くなっています。エロ対決なので、タイトル曲『ERO-2012version-』について書いておきます。作詞が SMAP『らいおんハート』Hey! Say! JUMP『 SUPER DELICATE 』の 野島伸司、作曲が ももクロ『行くぜっ!怪盗少女』『 Z伝説』などの 前山田健一です。豪華ですよね?



あっ、音なしかよ。前山田さんの曲は ももクロ の印象とはまったく違って、しっとりしたミディアム・テンポの曲です。いいですよ。前山田さんはかなりのジャニーズ好きなんです。この前も自分の番組『musicる』に Sexy Zone が出ると大興奮で話されていましたw 『勇気100%』作詞の松井五郎さんの下で働かれていたのもそのせいかもしれません。前山田さんが好きに作った Sexy Zone の曲とか聴きたいですね!



野島伸司さんはドラマ作家と言うより、ジャニーズではヒットメーカーのイメージがありますよね。書かれたのは山下くん得意の不倫ソングですよ。歌詞が耳に残る。女性のセリフで始まるとことか。「私こわしてー」とか。やっぱり、山下くんが歌うのは、セリフのように歌詞が耳に残るようなものでないといけない気がするんです。だから、この曲は本当に正解だと思いました。


まあ、セールス的にはいまはツラいでしょうけど、今後はわからないですよ。もちろん、NEWS の方も次が大事なのはわかってるでしょう。サッカー関連みたいなので、期待しています!!