ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

柴那典にやられたよ。

ネット上でいくら書いてもないことにされるんだよね。以前からSMAPの名の由来は「音楽も笑いも」だと書いて来ました。柴那典がここ数日取り上げている『現代ビジネス』の対談で『クレイジーキャッツドリフターズSMAPと、やっぱり「音楽と笑い」を兼ねたグループが、日本においては「国民的」と呼ばれてきたと思うんです』と語っています。こうやって薄っぺらく簡単に消費されてしまうんですよ。でも、そんなアホなでしょ。三波春夫は?美空ひばりは?北島三郎は? 笑いがなくても国民的だった人はいると思うんだけど。適当過ぎない?



◉ジャニーズの教科書。まとめ
http://d.hatena.ne.jp/wakita-A/20150921/1442805451


SMAP「後継者問題」を徹底討論!嵐は「限界」を突破できるのか ジャニーズに残された「2つの道」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170106-00050628-gendaibiz-bus_all&p=1
『柴:クレイジーキャッツドリフターズSMAPと、やっぱり「音楽と笑い」を兼ねたグループが、日本においては「国民的」と呼ばれてきたと思うんです。ただ、ドリフターズSMAPを比べると対照的なところがある。ドリフターズって組織なんですよね。いかりや長介というボスがいて、ボスに対して4人が従ったり反発したりする。その関係性がグループのダイナミズムを生んでいた。これは多分に昭和的だと思うんです。一方で、SMAPの関係性は違う。中居正広木村拓哉稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾というそれぞれ別の能力を持っている人間が仲間としてグループを結成している。ドリフターズに比べればフラットな関係性です。そこに平成の時代性を感じる。』
『矢野:日本の芸能文化全体として見たときに、1990年代にはほとんどSMAP以外いなかったですよね。ミュージシャンがアーティストになった時代だし、お笑い芸人はお笑い芸人だった。
 柴:1990年代のお笑い芸人といえば、まさにダウンタウンの時代だったんですよね。
 矢野:ダウンタウンも音楽をやっているけれども、松本人志は明確に「お笑い芸人が音楽をやるのは良くない」と言って、昔の芸能的なあり方を批判して出てきた人ですからね。
 柴:そうですね。松本人志ドリフターズなどそれ以前のお笑いへのカウンターとして登場してきた。ただ、一方で、浜田雅功はむしろアイコンのように小室哲哉奥田民生槇原敬之中田ヤスタカと音楽を作った。ダウンタウンもねじれた形で「音楽と笑い」を体現している。』





矢野利裕は「音楽と笑い」を兼ねたグループが「1990年代にはほとんどSMAP以外いなかった」と言ってます。そうだっけ? サザンは活動してなかったの? 桑田佳祐クレージーキャッツが大好きな人だと思うけど(あっ後で書いてるか)。あとクレージーの『無責任一代男』をサンプリングしたスチャダラパーもいますよ。EAST END×YURI の大ヒットもあった。バンドブームもあったね。有頂天とか、筋肉少女帯とか、ユニコーンとか、ニューロティかとか、そうだシャ乱Q忘れたらあかん。ダウンタウン司会の『HEY! HEY!HEY!』による音楽番組のバラエティ化も重要でしょう。関西弁のミュージシャンがどっと増えたんだし。


あと『松本人志は明確に「お笑い芸人が音楽をやるのは良くない」と言って、昔の芸能的なあり方を批判して出てきた人』とも言ってるけど、これ本当でしょうか? 今田耕司KOJI1200について「笑いがない」と言ってたのは覚えてるけど。それから「松本人志ドリフターズなどそれ以前のお笑いへのカウンター」と柴が言ってるけど、大雑把過ぎない? ドリフは違うんだよ。ミュージシャン出自だから。ダウンタウンNSCって吉本の学校の1期生で、それまでの師匠-弟子関係で生まれる芸人の世界の革命的存在だったはず。ちょっと調べたらわかることでは?