ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

田島貴男、熱狂の高知ライブ。

 

田島貴男さんのひとりソウルショーが高知のライブハウスで本日行われました。家から歩いて行けるところです。結論から言うと、これまでで一番素晴らしいライブだった。ハノイから戻って、毎年1回は必ず観てきたんです。でも夏にフジロックYoutube中継がありましたよね。あのときオリジナルラブのバンドセットだったんですが、かなり印象が変わっているのに気付きました。で今日も楽しみにしてたんです。田島さんは「音像」にチャレンジされてました。立体感のあるサウンドを提供しようとされてたんです。あと忘れてはならないのは、顔とリズムで笑わせる、お笑いの新ジャンルを開拓されていましたw かっこいい音楽と笑いの両立。すごい。音楽に集中するため時々目をつぶてました。😆

 

1曲目は不思議な感じでした。音はいいんですがボーカルが引っ込んでる。ビートルズの『アビーロード』50周年盤もそうだったな。演奏の艶かしさに対して、ボーカルが後ろにある「音像」だったんです。でも田島さんの方は曲を追うごとにバランスが取れてきました。特にカヴァーコーナー以降は音に浸される感じもあって素晴らしかったです。『疑問符』の歌唱には痺れました。あかん。まだYoutubeの埋め込みできない。Netflixとかは普通に観れてるのに。はてなはダメなのか。

 

 

さて今回のライブの「音像」ですが、70年代のソウルシンガーのライブを思わせるような、タイムスリップ感がありました。どうしてそう感じたのか? たぶん、演奏もボーカルもカッチとしてたんです。とても丁寧に歌われていました。ギターの繊細な音もよかったです。精度がさらに上がった感じですね。ライブ盤のように出来上がった印象を受けたんです。田島さんのアタックの強い発声、それをそのまま伸ばす歌唱。本当にびっくりします。喉が潰れてるわけじゃないのに。北島三郎に聴いてもらって、どのような感想が出てくるか聞きたいです。

 

田島さんのアタックの強いこの歌は日本の最高峰だと思いますが、実は来月、高知にもう一人の歌唱モンスターがやってきます。吉田美奈子さんです。ボーカルの方向は違いますが、絶対に損しないライブになるはずです。楽しみだ。