ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

NiziU 特集の『マツコ会議』を観たよ。

 

話題になってる『マツコ会議』の NiziU特集・後編を TVer で観ました。前にも書きましたが NiziU が大人気になること自体は、いいと思うんですよ。2010年代みたいに秋元康のグループがトップで固定されていて、最初から人気グループとして位置付けられてる地獄は終わるでしょう。本当に辛かった。『マツコ会議』でマツコさんが話すように、メンバーの魅力をパク・ジニョンさんが引き出してるのも素晴らしいと思います。この方は K-POP の快進撃を作り出した人なわけですし、実際素晴らしい作品も作っています。グループの今後にも期待します。それを前提に少し気になるところを書きます。

 

 

マツコ会議』を観る限り、NiziU のメンバーはピカピカです。でもその素晴らしいメンバーが歌う『Make you happy』には、そこまでの輝きを感じませんでした(まだ1曲目ですけどね)。それは日本語歌詞の難しさに起因することでしょう。柔らかい響きの言葉である日本語は、リズムを重視した曲よりも、メロディ中心の曲の方がハマりやすい。しかし、世界標準はラップを中心としたリズム重視の音楽です。だから、それは乗り越えていかなければいけない課題です。

 

もう一つ。これは私が個人的に強く感じることかもしれませんが、K-POP の良さは歌詞の意味がわからないことです。英語だとそこそこわかりますよね? 恋愛系の曲なら特にそうです。でも韓国語だったらかなりバカなことを歌っていてもわからない。これは K-POP を聴くときの利点だと思っています。もちろん10代に向けて歌われてるんだから仕方ないことではあるんですけど。

 

あと番組を観て気になったのは、韓国でのオーディションにおける歌唱シーンです。私はこのブログで、日本の地上波・音楽番組のサウンドの酷さを何度か指摘しています。しかし、この番組で観たメンバーの歌唱シーンは素晴らしかった。あれはスタジオで録音した歌唱なのか? それとも、韓国では生歌でもあれだけの響きをもって放送することができるのか? だとしたら、日本の音楽番組との差は大きな開きがあります。K-POP が特別に見えるのは、そういう技術の積み重ねがあるからなんです。だから、メンバーだけじゃなくレコード会社やテレビ局の人たちにも一つ一つ技術を物にして欲しい。そんなことを感じました。NiziU のこれからに期待しています。