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J2試合日程、3分の1を消化。京都は勝点1差の3位。

 

 

今年の京都サンガは、曹貴裁監督を招聘し、まったく別のチームに生まれ変わりました。うれしいですね。充実したチームを応援するのは、こんなに楽しいんだと教えてもらいました。J2の試合日程を、現在までに3分の1消化。京都は首位と勝点1差の3位につけています。シーズン最初の5試合を観た時点では、こんなに順調に順位を上げるとは思っていませんでした。そして、私が注目していたウタカ問題も、週末の試合で手がつけられたのです。

 

ウタカ選手はもちろん京都が誇るストライカーです。昨年は J2得点王にも輝いています。しかし、忘れてはならないのは、曹貴裁監督を招聘した今季の京都、そのチームの構想にウタカ選手は入っていなかった。町田が1億円とも言われる高額オファーを出していたんです。監督との話し合いもあったのでしょう。攻守に走るサッカーを了承し、契約延長となったようです。

 

とはいえ、現在37歳のウタカ選手。4月後半や GW の連戦では疲れがあり、試合後半にはかなり運動量が落ちていました。攻守の切り替えが早い J2 の試合では、走れない選手がいると確実に押し込まれます。うまさでは J2 ナンバー1かもしれませんが、京都の試合内容に大きく影響する選手なのです。ですが、先週末の水戸戦は1週間空いたことで、疲れも取れて活躍が期待されていました。なのに、スタメンにウタカの名前はなかったのです。もう一人の FW 宮吉選手の名前もありませんでした。

 

代わりに出場した李忠成選手は、ウタカほどのパワーも技術もありません。攻撃に切り替わって、前線に早いボールが送られても、納めることができないのです。そこを狙われて、逆襲をくらうシーンが何度か観られました。とはいえ、曹監督は既にいくつかの攻撃パターンを選手に落とし込んでいます。水戸戦での決勝点では、李の動きも活かされていました。もしかしたら、ゼロトップなんですかね。後半、李に代わって荒木選手が投入されましたが、彼はサイドに多く流れていました。そして、彼の仕掛けに合わせて3人、4人とペナルティエリアに選手が入ってくる。

 

面白いですよ。まだまだ危うさもあります。ロスタイムの中山のシュート。あれはヤバかった。しかし、途中交代で入っていた本田選手がブロックしています。荒木が決めるところを決めていれば、こんな危うい試合にはなっていないのに。それでも、今季の京都はこういう試合を確実に勝ってきてるんです。すごいですね。次節、首位の新潟と決戦です。出会えるだけでもラッキーの「ハッピーターン号」も来るらしい。観に行きたいよー

 

 

そういえば、昨年1月に新潟のアルベルト監督と帯屋町で遭遇しました。たぶん、高知城に向かう途中だったんだと思います。新潟は高知でキャンプするんですが、うちの近所のホテルに泊まるんです。アパートのドアを開けたら新潟のトラックが駐車場に停まってるのを発見し、今年もキャンプの季節かと思うわけです。そう、それで帯屋町にあるスーパーで買い物して、外に出たら10メートルくらい離れたところに外国人3人が。「これは新潟のコーチ陣では?」と思い、自転車をとめて観てたら、向こうも気づいてくれました。でも監督の名前が思い出せなくて、声をかけるのをためらったんです。向こうも挨拶すべきか迷った挙句行ってしまいました。手くらい振ればよかった。