悲しいニュースですよね。新国立競技場が早くも負の遺産に認定されました。かつての「国立」に思い出があるだけに、本当に悲しい。まあ、オリンピック前から言われてたわけですけど。週刊現代の記事によると、年間維持費が24億円かかるそうです。運営権を民間に売って、それで財源を賄おうとしていた。Jリーグチームに運営権を売ろうと、FC東京と鹿島に声をかけたと書かれています。でも断られたと。だからサッカー専用にしておけばよかったのに。解決策はこれしかないんじゃない?
立憲民主党が秋に行われる選挙の公約で、オリンピックの経費をすべて公開すると言っています。これしかない。中抜きした奴らすべて吊るして、返却させたお金で新しくサッカー専用スタジアムを作りましょう。森元首相、電通、パソナだけでも立派なスタジアムができるはず。だいたい年間維持費が24億円ってなに? サンガスタジアムで建設費156億円、年間維持費5億円と言われてます。横浜国際競技場は建設費606億円、年間7億円です。どうやれば建設費1569億円、年間維持費24億円になるのか? 毎年中抜きが必要な施設なのか?
サッカー専用だったら、使用したいチームもあったはず。もちろんワールドカップ予選も。平日開催でも会社帰りにサッカーに行ける。そもそもなぜサッカー専用スタジアム案が変更されたか? 2017年11月には、オリンピック後にトラックを撤去し、観客席を増設して8万人収容、ワールドカップ決勝が行えるスタジアムにすると発表されていました。それが2020年10月に世界陸連のコー会長が来日し、2025年の世界選手権の開催を提案。萩生田光一文部科学相が見直しの可能性を言及と新聞記事にありました(2019年にはその話が出てたはず)。この萩生田という人は、安倍元総理の側近だった人で、カジノ法案通過にも尽力したようです。安倍元と萩生田も吊るしましょう。あと TBSも責任ありそう。世界陸上の中継は TBSですから。いくら払うかな? 2025年のサブトラックの建設費くらいは喜んで出すでしょう。
本当は終戦記念日のことを書こうと思ってました。何度か書いたかもしれないけど、私は昔、ロフトプラスワンというトークライブハウスで店長をしていました。90年代後半の話です。でも働き出す前に、そのきっかけとなったイベントがありました。1996年の終戦記念日、2002年ワールドカップサッカー日韓共催について話し合うイベントを企画したんです。ライターの藤井誠司さんにお願いし、ゲストも呼んで頂き、スポーツと日韓関係について話してもらいました。1985年の木村和司のゴールを国立で観た話もあった。そのとき会場に来てたお客さんが、「誘致において財界の代表をなぜトヨタにしなかったのか?」と話をされたんです。その話は非常に面白かったのですが、韓国に対する差別的な発言もされて。観客として来ていた哲学者の鵜飼哲さんが激怒されて、客席がやばい盛り上がりを見せました。
終戦記念日に時々思い出すんです。確かに「なぜ日産だったのか?」と。FIFAだってトヨタカップの豊田さんが来たら、日韓共催なんて話は絶対にないでしょう。却下の一言で済んだはず。多分、決勝戦を首都圏で開催するとして、東京は立候補しなかったから、埼玉か横浜ってことになり、一番収容の多い横浜になって、日産になったのでしょう。しかし、サッカー協会が絶対にトヨタの方が世界に顔が利くと言えば済んだ話ですよ。サッカーは政治に弱いんです。このとき東京が開催地に立候補していれば、新国立はこのときに出来てたから、負の遺産は作られなかった。東京都が悪いな。
でもまあ、私はワールドカップ2002で、日本のチケットが取れないから韓国行って3試合観れたからよかったんです。韓国は当時、経済力がなかったから、高額なチケットが売れなかった。見栄はって日本と同じ金額にしたら、韓国戦以外は当日券がいっぱい出たんです。馬鹿ですよね。釜山で観たパラグアイ VS 南アフリカは半分も入らず、国体の応援みたいに小学生が動員されてました。でもその大会で審判を買収してベスト4に入り、韓国は自信をつけた。その自信が K-POPの躍進にもつながっているよな。