本日は亀岡での京都サンガ VS サガン鳥栖の試合を観てきました。雨が少し降って湿度が高い感じでした。相手のサガン鳥栖は降格圏におり、絶対に負けられない戦いです。そういう相手って嫌ですよね。必死でくるから。京都も微妙な順位におり連敗は避けたい試合。
終盤ならでは、予想もつかないことが起きる。そんな可能性も感じていました。しかし前半10分、こんなことは全く予想していない。GK クソンユンが京都サポの目の前で1発レッド。明らかに脚に行ってる。早々に10人で戦うことになりました。なんてこった!!
だけど、それで試合を諦めたかと言うと、そうでもない。全然知らなかったけど、川井監督がいない! 曹貴裁監督もリスペクトする相手だったのに。同じように走るサッカー。嫌なところを突いてくる、試合中の修正も上手い監督だから。でも正直言って、今日のチームは今までのような怖さはなかった。前への推進力も落ちてた。
最初から振り返りましょう。スタメン、GKクソンユン。DF は左から佐藤、鈴木義宜、宮本、福田。アンカー福岡、IH 平戸、川﨑。FW はマルコ、ラファエル、豊川です。そして控えにアピアタウィア選手が戻ってきました。
代表戦で中断があったので、今日こそは素晴らしい試合を観たいと思っていました。そしたら前半1分、いきなりのシュートチャンス。
鳥栖は守備時に5枚並ぶ感じもあったけど、右サイドのスペースにずれた福岡選手が縦パス入れ、それを受けた豊川選手が、ペナ外から中央にグラウンダーのパスを入れる。ラファエル選手が前に出たので、釣られて CB が下がったこともあるけど、あっさりパスが抜け、そこに走り込んだ平戸選手がフリーでシュート。
シュートは GK 朴の正面だった。でもこんなに簡単にシュートまで行けるの? この時点で、いままでと違うものを感じました。鳥栖はラファエル選手を警戒し過ぎてたのかも。だけどここで決めて欲しかった。平戸選手は5分にも惜しいシュートがあった。
とにかく最初の10分で何度もペナルティエリアに侵入。チャンスを作るのは難しくない、そう思ってた時間。豊川選手が相手の5枚と3枚の間に降りて、そのスペースでボールを受けた途端、西矢選手が前に出て潰す。そして体勢を崩しながらもボールを前に出す。
前がかっていた京都、ぽっかり空いたスペースでスリブカ選手がフリーでボールを受け、前線のヒアン選手にパスを送る。京都の CB 2枚の外で受けたヒアン選手。これは抜け出されたと思った瞬間、GK クソンユンがペナルティエリアを飛び出し、ヒアンの足にタックル。あかん。
DAZN で観たら、一瞬早くヒアン選手がボールを突いてるんですね。でもこれは判断ミスでしょう。1点やられても取り返せる時間なんだし。京都は大ピンチ。幸い GK 太田はこんなときにも頼れる存在。ハイライン京都で DOGSO慣れしてる。心配はない。豊川選手と交代で入る。
しかし VAR が明けて、前半18分、相手に押し込まれたと思ったら、そこからプレスをかけボールを奪取。マルコ選手、ラファエル選手のパス交換で持ち上がる。マルコ選手がまた右サイド、ペナ入ったあたりからのマイナスのパスで、中央にいるラファエルがシュート。決めておきたかった。惜しくも左に外れる。だがやはり鳥栖は付ききれていない。
京都の守備は、4-4-1 になるかと思ったが、マルコ選手が少し上がり気味で、4-3-2 にもなる感じ。2人で攻撃を完成させられるので、まだまだ試合はわからない。
京都は攻め込まれても、ボールを奪ったら相手の最終ライン裏へ向かって、ラファエル、福田が走り込む。そしてシュートまで持ち込むのだ。10人になったあとも、変わらずチャンスを作り続けていた。
前半の追加時間、48分、GK朴のロングキックから押し込まれるが、ボールは京都にこぼれる。だが、前がかっていた鳥栖の人数が多く、京都の選手は鳥栖の網に嵌め込まれていく。最終ラインの鈴木選手にボールを戻す。相手に寄せられてたこともありクリアミス。
冨樫選手から中原選手にボールが渡り、ゴール前にクロスボールが入る。ここでターゲットのヒアン選手と競りに行った GK太田、宮本が交錯。しかもこぼれたボールは鳥栖の福田選手に転がる。福田選手がシュート。だがゴール前で立ち塞がった京都の福田選手がハンドで止める。
だがその前のプレイ、ヒアン選手が GK太田を妨害したことでファウルの判定。京都はピンチを凌いだ。前半の京都は人数に関係なく、1点もやらないという気迫に溢れていた。GKクソンユン退場のあのプレイも、その気迫から出たものだった気がする。難しいものだ。
後半。前に出てくる鳥栖に対して、京都はボールを奪ってからの攻撃で相手を苦しめる。マルコ、ラファエルが二人で持ち込み、コーナーを獲得。また福岡選手の鋭いシュートもあった。
チャンスは京都の方が多いが、後半52分、右サイドの中原選手から京都の最終ライン前に立つ選手にボールが送られる。そして冨樫選手がポストで受け、ヒアン選手が左サイドに送る。ペナ角あたりからゴール前にクロスが入れられ、そこに走り込んだスリブカ選手がヒールでゴールに流し込む。
GK太田の左手を抜けゴールしたかと思った瞬間、佐藤選手がライン上でクリア。跳ね上がったボールがバーに当たり、その跳ね返りを平戸選手がクリア。ピンチを凌ぐ。危なかった。後半も京都の無失点への気迫が光っている。
後半65分、京都が押し込まれる時間が増えてきた。そんなことを思っていたら、GK太田のロングキックから、マルコ選手がボールを収め、相手と競りながらも持ち込んでペナ外からのミドルシュート。これが相手に当たりコースが変わってそのままゴール。京都先制!! 1−0。
70分、福岡選手に代えて金子選手。80分、丸橋選手のミドルが川﨑選手に当たりコースが変わるが、GK太田が片手で掻き出す。ファインプレイ。
そして80分、佐藤に代えてアピアタウィア、平戸に代えて松田天馬、ラファエルに代えて平賀を投入。えっ平賀? もう1点取るつもりなのかw
1点ビハインドで猛攻を仕掛ける鳥栖。GK太田のセーブもあり、京都が耐え凌ぐ。そして89分、先ほどの交代で左サドバックに入った宮本選手。相手からボールを奪い松田選手にパス。そのまま自身も駆け上がる。これが効いてくる。
松田選手は堺屋選手のプレスバックを受け、ボールを奪われるが、そこに宮本選手が猛ダッシュ。GK まで戻されたボールをさらに追いかける。鳥栖はボールをつなぎ、左サイドに持っていく。そこに今度は福田選手が猛ダッシュ。
福田選手がボールを奪い、相手CBを抜き、さらにGK朴が前に出たところでシュート。GK朴に当たったボールはころころ転がり、ラインを越える。相手のクリアはゴールインしたあとだった。2−0京都。勝ったな!!
95分には宮本選手がヒアン選手に膝を蹴られて転倒。レッドが出て鳥栖も10人になる。京都も時間を使いながら試合を終わらせにかかる。そのまま2−0で終了。京都は14位まで順位を上げた。次戦は天皇杯・準決勝の神戸戦です。たのしみだ。