ハノイの日本人

アイドル、ジャニーズ、サッカーなど。

ベトナムの状況を正しく伝えてもらいたい。

日経新聞(6月25日朝刊)に掲載された以下の記事から抜粋。インフレを抑制できない政府に対して内外からの不安が高まっているとの記事です。先月に書かれたならわかるのですけど、、、

ベトナム、インフレ加速、市場混乱——不透明感、外資誘致に影も(点検新興国経済)
「政府も遅ればせながら対応策に動き始めた。ズン首相は先月、経済発展とインフレ抑制を両立させるこれまでの政策方針を転換し、インフレ抑制重視に軸足を移すことを国会で明言。年初に掲げた八・五%という今年の国内総生産(GDP)伸び率の目標をわずか半年で七%に引き下げた。
 併せて銀行に対する不動産融資規制の一層の徹底、政策金利の大幅引き上げなど、金融の引き締め強化にも動き出した。だが、現時点での効果は未知数。これまで経験のなかった世界経済との連動や急速な成長をコントロールし、足元の不安定な経済を軟着陸させることができるか。ベトナムは正念場を迎えている。」


先日も紹介した「ベトナム投資ニュース」の記事を見てもわかる通り、やっと金融引締めの効果がでてきたところでのこの記事。タイミング悪すぎです。少しとはいえ、6月は物価上昇が弱まりそうだと予想されていたのですから。その結果がホーチミン市場の6営業日続伸でしょう。違うのかな?
http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20080626-2254.html

もちろん、ベトナム経済が安心できる状況になったわけではないと私も思っています。7月からガソリン価格が値上がりするという話ですし、それが物価に与える影響もあることでしょう。知りたいのはこれからのことなのです。