ハノイの日本人

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鈴木亜美、それもきっとしあわせ。

ライムスター宇多丸の「マブ論 CLASSICS」 アイドルソング時評 2000~2008

ライムスター宇多丸の「マブ論 CLASSICS」 アイドルソング時評 2000~2008

「ライムスター宇多丸のマブ論クラシックス」について、まだまだ書かなければ行けないことがある。ただ、Perfume のことを悪く言ってもしょうがないので、筆が進まなくなっていた。簡単に言うと、Perfume の音楽が語られるときにでてくるアンダーワールドだったり、daft punk だったり、その手の音楽に、私自身あまり興味がないのだ。daft punk は買って持ってるにも関わらず、ほとんど聞かなかった。だからなのか、Perfume の音楽を聞いても、ピンとこなかった。「なんか平べったいな」「なんか黒くないな」とか。実のところ、「コンピューターシティー」は発売日に買った。でも、これも最後まで聞けなかった。興味が持てなかった。
あと、私はピチカートVと小西康陽さんの大ファンなので、そのあたりの事情もある。いまPerfumePerfume 言ってるヤツらのなかには、解散前にピチカートの悪口を言ってたヤツがたくさんいるような気がする。でも、中田ヤスタカ自身は小西康陽さんから受けた影響が非常に大きいように思う。「チョコレイト・ディスコ」なんて、、、、
だからなのか、「マブ論」には小西康陽さんのインタビューが掲載されている。小西さんにPerfume をどう思うかと質問もしている。「小西さんが中田ヤスタカを絶賛しているのだから、君たちがなにかを言う必要はない」ってとこだろうか? いやいや、小西康陽さんのインタビューが読めたことはビッグサプライズだ。うれしかった。そして、林未紀の問題作について聞いているのもさすがでしょう。
アイドルになりたい。

アイドルになりたい。

それはそうと、「マブ論」には掲載されていなかったが、宇多丸の2007年ベスト1はPerfumeポリリズム」ではなく、鈴木亜美の「それもきっとしあわせ」なのだいう。なんで、そんな大事なことが書かれた回なのに収録されていない? ネットで探すと、ラジオで語ったものを文章化してくれている人がいた。
◉ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル 2007年5月5日 宇多丸のアイドル論「岡田有希子しょこたん鈴木亜美」(それは悲しいくらいのピンク色だった)
http://blog.livedoor.jp/lollisoni/archives/54056417.html
以下、抜粋。
(歌詞)
『好きな人がいて愛されたなら それはきっと幸せ』
『着たい服を着て言いたいこと言えば それもきっと幸せ』
これね、普通に聞いてると聞き流しちゃう言葉ですけど、要するに「そういう人並みの幸せもそれはいいとは思う」でもそういう幸せはこの主人公は少し諦めちゃってるんですね。
『幼い夢はわたあめのようにしぼんでしまったけれど』
アイドルだった頃の無垢な、希望に満ちた気持ちもしぼんでしまったと。なのに、この主人公はどうしてるかっていうと
『歌いたい歌がある 私には描きたい明日がある』
『その為になら 不幸になってもかまわない』
と歌うわけですよ。これは恐ろしい名曲ですよ。